ニキビ跡のシミは消えるの?原因と治し方、スキンケア方法を美容皮膚科医が解説!

2024/05/26

「ニキビの跡がシミのように残ってしまった・・」
「ニキビ跡がなかなか消えない・・」

ニキビ跡がシミのように残ってしまうと、なかなか消えず気になりますよね。
色素沈着などの原因も考えられ、自然に消すには時間がかかる場合も多く、早期の治療がおすすめされます。

本記事では、ニキビ跡のシミの原因、治し方について解説します。
ニキビ跡のシミに悩んでいる方はぜひご一読ください。

ニキビ跡にできるシミとは?

画像:ニキビ跡を気にする女性

ニキビ跡のシミは「炎症後色素沈着」が原因で発生します。

炎症後色素沈着とは、ニキビで起こった炎症の影響で、メラニン色素が肌に蓄積されてできるシミの一種です。時間と共に消えるケースがほとんどですが、半年から3年ほどかかる場合が多いので、早めの対策が必要になります。

ニキビ跡のシミの原因は?

画像:鏡でニキビ跡をチェックする女性

ニキビ跡がシミになってしまう原因は、色味や進行度によって異なります。ニキビの段階別での原因についてくわしくみていきましょう。

赤いニキビ跡のシミ

赤いニキビ跡がシミになるのは、ニキビを潰した影響で起こる出血が原因です。

炎症後紅斑という症状で、ニキビを潰したときの出血により、赤血球が血管外に漏れ出すことで、赤みのある色素沈着につながります。

一方で、毛細血管が広がることで、色素沈着が継続することがあります。ニキビを潰したことで、傷ついた皮膚を治そうとするためです。徐々に元の肌の色へ戻っていきますが、ニキビの炎症が強いと長い間続くことがあります。

茶色いニキビ跡のシミ

茶色いニキビ跡のシミは、メラニン色素が肌に蓄積することで起こります。

メラニンとは、シミの原因にもなる色素成分を指します。メラニンは黒っぽい褐色の色味なので、肌に残ると黒や茶色っぽいシミができる点が特徴です。

メラニン色素には、外部刺激から肌を守る役割がある一方で、自然になくなることはありません。そのため、ターンオーバーが乱れるなどの理由で肌に残り続けると、茶色いシミができてしまいます。

紫色のニキビ跡

ニキビ跡のシミが紫色になるのは、炎症後紅斑の出血で漏れ出たヘモグロビンが酸化するからです。

ニキビを無理に潰したなどが原因で起こる出血を炎症後紅斑と言います。出血によって血管から赤血球の中のヘモグロビンという成分が漏れ出ると、時間とともに酸素がなくなってしまい、色味が赤から紫色へと変化します。そして、色素沈着が起こると、紫色のシミとしてニキビ跡にできてしまうわけです。

ニキビ跡のシミをセルフケアで消す方法は?

画像:ニキビ跡の治療を受ける女性

ニキビ跡にできたシミは、自然に治るとしても半年以上は期間を要するので、早く綺麗になるように対策を行う必要があります。
ニキビ跡のシミを消すセルフケアにはどのようなものがあるのか、くわしくみていきましょう。

美白化粧品でスキンケアする

自宅で気軽にできる方法としておすすめなのは、美白化粧品でスキンケアを行うことです。

・ε-アミノカプロン酸
・グリチルリチン酸
・アスコルビン酸
・アラントイン
・ニコチン酸アミド

ドラッグストアなどでさまざまな美白化粧品が販売されていますが、上記の成分が配合されたアイテムを選ぶのがおすすめです。

ピーリングでターンオーバーを促す

ピーリングで古い角質を除去できれば、シミのもとになるメラニン色素を取り除けます。

ピーリングとは、サリチル酸という薬剤を肌に塗布し、古くなった角質を除去するケア方法です。市販の薬剤を使えば自宅で気軽に行えますが、効果が弱い傾向にあります。

効果を感じにくい方は、医療機関でのピーリングを検討してみるのもよいでしょう。

ビタミンCを接種する

コラーゲンの生成を促進させる効果が期待できるビタミンCを取り入れることで、シミの改善につながります。

ビタミンCが含まれた化粧水や美容液の使用がおすすめです。また、野菜や果物にも含まれているので、食事に取り入れてみるなど工夫してみるとよいでしょう。

市販薬でケアする

シミに効果が期待できる成分が含まれた市販薬を内服することをおすすめします。

特におすすめなのは、ビタミンCやL-システインが配合された内服薬です。サプリメントよりは、〇〇類医薬品と記載された市販薬のほうが、より効果が期待できる傾向にあります。

ニキビ跡のシミの予防・スキンケア方法は?

画像:洗顔をする女性

ニキビ跡を消すためには美容皮膚科での治療が効果的ですが、日常生活でのセルフケアも取り入れることで、より効果を高められます。

スキンケア

ニキビ跡のシミを予防するには、正しいスキンケアを続けて、肌状態を整えておく必要があります。

たとえ炎症が発生しても、毎日のケアを続けておけば、早めにおさまり治りがよくなるでしょう。洗顔やクレンジングで清潔にした後は、保湿を忘れずに行うよう意識してください。

紫外線対策

紫外線対策を続ければ、ニキビ跡のシミの要因になるメラニン色素の生成を抑えられます。

紫外線は、メラニン色素の生成を促すだけでなく、熱ダメージでニキビの炎症を悪化させる可能性があります。室内であっても日焼け止めを塗布するなど、紫外線対策を意識して行いましょう。

ニキビを潰さない

ニキビ跡のシミを予防するために、気になったとしても、できるだけ潰さないよう心がけてください。

ニキビを潰すとメラニン色素が多量に作られるので、治った後にニキビ跡のシミができやすくなります。刺激にならないよう、髪の毛が触れやすい場所にニキビがあるときは、結んだり切ったりするなどの対策を図るとよいでしょう。

バランスのよい食事でビタミンを補給

外からのケアだけでなく、食事で体の内側からもニキビ跡をケアしていきましょう。家にあるものの中にも、ビタミンを多く含む食材は色々あります。
ビタミンCを含み美白効果があるのはレモン、イチゴ、赤ピーマン。血行促進効果のあるビタミンEを含むナッツ類やゴマ、そしてニキビを予防するビタミンBを含むレバーや納豆などもおすすめです。また、サプリメントも、手軽にビタミンを補給できますので、おすすめです。

ニキビを悪化させる揚げ物やスイーツ、炭水化物の取り過ぎには注意しましょう。

生活習慣の改善

生活習慣を改善すれば、肌のターンオーバーが整うので、ニキビ跡のシミを予防できます。

・質のよい睡眠をとる
・適度に運動をする
・ストレスをためすぎない

上記を意識して生活すれば、ターンオーバサイクルが正常化して、肌質改善につながったり、ニキビを予防できたりします。

美容皮膚科のニキビ跡のシミ治療とは?

当院ではニキビ跡の治療に関して、有効と証明されているものはほぼすべて網羅しております。
ニキビ跡でお困りの患者様にも多数ご来院いただき高い評価を得ております。

全国で当院にしか取り扱いのないフランスから独自に仕入れている製剤や手法を組み合わせ『今あるニキビ跡だけでなく、今後もできにくい肌質に変えていく』事を目指しながら、軽度のニキビ跡から重症のニキビ跡までの治療を行っております。
肌治療だけでなく、日々のスキンケア、内服などトータル的にサポートさせて頂きます。

最近できたニキビ跡のシミには

ピーリング

  • 画像:ピーリング施術画像
  • 画像:ピーリング施術画像

肌の新陳代謝を活性化させメラニン色素を排出し、できてしまった色素沈着やニキビ跡を薄くしてくれる治療です。

ピコトーニング

  • 画像:ピコトーニング施術画像
  • 画像:ピコトーニング施術画像

肌の奥までレーザーが届き、ニキビ跡やメラニン色素を少しずつ減らしていく治療法です。
低出力で照射するため、刺激が少なく治療できます。

昔できたニキビ跡のシミには

ピーリング

  • 画像:ピーリング施術画像
  • 画像:ピーリング施術画像

肌の新陳代謝を活性化させメラニン色素を排出し、できてしまった色素沈着やニキビ跡を薄くしてくれる治療です。

ピコスポット

  • 画像:ピコスポット施術画像

1兆分の1秒に1回という頻度でレーザーを照射し、熱でなく”衝撃波(光音響効果)”によってメラニンを破壊し、シミ取り効果を実感できる治療です。
当院のピコスポットは安心して施術できます。経験豊富な医師が1つずつ丁寧に出力も調整しつつ、照射していきます。
【全顔打ち放題】【麻酔代込み】【お薬代無料】【再診料無料】
アフターフォローもしっかり行っております。

赤みがあるニキビ跡には

ピーリング

  • 画像:ピーリング施術画像
  • 画像:ピーリング施術画像

肌の新陳代謝を活性化させメラニン色素を排出し、できてしまった色素沈着やニキビ跡を薄くしてくれる治療です。

ジェネシス

  • 画像:ジェネシス施術画像
  • 画像:ジェネシス施術画像

ジェネシスのレーザーは肌の赤色と茶色に反応する特性があるため、表皮に毛細血管が過剰に広がっている、赤いニキビ跡(赤色)や赤ら顔、くすみ(茶色)に反応しニキビ跡を改善させます。

全てのニキビ跡に

  • 画像:ジャンマリーニ化粧品画像

ドクターズコスメの使用

ドクターズコスメは医師や皮膚の専門家が監修に入って開発された化粧品のことを指し、「メディカルコスメ」とも呼ばれます。
角質ケアやターンオーバーを促進する化粧品を使用することで、背中ニキビの改善が期待できます。
当院では、「ジャンマリーニ デュアリティーフェイスクリーム」をおすすめしています。
超微粒子化過酸化ベンゾイルをレチノールや保湿成分と配合し、しつこく繰り返す肌荒れを予防するだけでなくバリア機能をサポートして肌をすこやかに保つ高濃度のレチノールに加え高濃度の過酸化ベンゾイルを使用したニキビに特化したドクターズコスメです。
思春期〜頑固な大人の肌荒れに対応するだけでなくバリア機能をサポートして肌をすこやかに保ちます。
ドクターズコスメが気になる方も、カウンセリングは無料で案内しておりますので、お気軽にご相談ください。

LINE追加で無料カウンセリングは24時間受付中

ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)のニキビ跡のシミ治療の症例写真

実際にドクターズコスメで治療を受けた患者様の症例の一部が以下です。

ニキビ跡・シミに悩まされていた患者様

  • 画像:実際にドクターズコスメで治療を受けた患者様の症例画像
  • 画像:実際にドクターズコスメで治療を受けた患者様の症例画像

ニキビ跡とシミが混合しており、肌の代謝自体悪くなっている状態でした。ピーリングで肌の代謝を良くしニキビ跡、シミを排出しやすくさせるのと同時に、ピコトーニングで肌の奥に潜むメラニン色素を破壊、ピコフラクショナルで毛穴を引き締め、肌質改善を行いました。

ピーリング(エルメスピール)

治療内容
トリクロロ酢酸(TCA)を高濃度で配合し、ターンオーバーを整えシミやそばかす、くすみの改善だけでなく、皮膚の奥深くまで浸透し肌細胞を刺激して、コラーゲンを増やし、エラスチンやヒアルロン酸を作る手助けをするピーリング剤です。
費用
エルメスピール1回 16,280円
副作用・リスク
かゆみ、ひりつき、つっぱり感、発赤、皮むけ。

ピコトーニング

治療内容
低出力のレーザーで照射し、皮膚のメラニン色素を減少させる治療法。
費用
全顔1回 21,780円
副作用・リスク
赤み・痒み・湿疹・色素沈着・白斑

ピコフラクショナル

治療内容
レーザーで肌表面を傷つけずに、コラーゲン増殖の活発化とエラスチン再生を促し、肌を入れ替えるレーザー治療法。
費用
1回 43,780円
副作用・リスク
赤み・痒み・湿疹・色素沈着・白斑・熱傷

まとめ

本記事では、ニキビ跡のシミの原因や治し方を解説しました。
ニキビ跡のシミは、放置すると症状が悪化するので、しっかりと原因を理解した上で、ご自身の症状に合った適切なケア方法を行いましょう。
早く効果的にニキビ跡のシミを治したい場合は、美容皮膚科での治療も是非ご検討ください。

ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)ではニキビ跡の治療に関して、有効と証明されているものはほぼすべて網羅しております。ニキビ跡でお困りの患者様にも多数ご来院いただき高い評価を得ております。

全国で当院にしか取り扱いのないフランスから独自に仕入れている製剤や手法を組み合わせ『今あるニキビ跡だけでなく、今後もできにくい肌質に変えていく』事を目指しながら、軽度のニキビ跡から重症のニキビ跡までの治療を行っております。

肌治療だけでなく、日々のスキンケア、内服などトータル的にサポートさせて頂きます。
無料のカウンセリングも実施しておりますので、まずはお気軽にご相談下さい。

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記事の監修者

金 上浩

金 上浩
院長

常に患者様に寄り添いながら、最短で”治療のゴール”に繋げれる『本当に必要な治療』のみご提案させていただいております。
身体の内側からのサポートもさせて頂いております。美容も、健康も両方叶えるアトリエクリニックは、技量が高い肌のプロフェッショナルのみ在籍しております。
少しでも気になる事があれば、無料カウンセリングにてご相談ください。

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