ピーリングとケミカルピーリングの違い|本格ケアで美肌を手に入れる最適ガイド
シミ・そばかす・肝斑
2025.06.19

肌のくすみや毛穴、繰り返すニキビに悩んでいる方へ
そんな肌悩みを根本から整えたいなら「ピーリング」が有効です。
ピーリングは、古い角質を取り除いて肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を促進する施術。美容医療の中でも非常に人気が高く、目的や肌状態に合わせて多くの種類があります。
ただし、グリコール酸・乳酸・TCAなど使用する“酸”によって、効果や肌への作用は大きく異なります。誤った選び方をすると、思ったような効果が得られなかったり、肌トラブルにつながることも。
この記事では、ピーリングの種類とそれぞれの効果、酸の浸透深度や適応症状、注意点、さらには当院の施術メニューまで詳しく解説します。
「自分に合うピーリングを正しく選びたい」「本当に効果がある施術を知りたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
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ピーリング vs ケミカルピーリング:定義と違い
ピーリングとは、肌表面に蓄積した古い角質や毛穴の詰まりを取り除くことで、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を促進する施術です。美容クリニックやエステ、セルフケアで取り入れられ、目的や肌悩みに応じて多様な種類があります。特に化学的な成分を使う「ケミカルピーリング」は、効果の高さから美容クリニックで人気があります。
ケミカルピーリングとは「酸」を用いて古い角質を化学的に取り除く行為全般を指します。使用する成分にはグリコール酸、乳酸、サリチル酸、トリクロロ酢酸(TCA)などがあり、これらが肌のターンオーバーを促し、くすみ・ニキビ・毛穴・ハリ不足などの悩みを改善します。
クリニックなどで提供されるピーリング製品には「マッサージピール」「ララピール」など商品名がついている場合がありますが、これらも広い意味で全てケミカルピーリングに含まれます。つまり“ケミカルピーリング”は行為の名称であり、商品名はその中の施術の一種という位置づけです。
医療機関で提供されるケミカルピーリングは、成分の濃度や種類が医学的に調整されており、より深い層にアプローチできるため、効果と安全性が高いのが特徴です。
-
ピーリング(広義)
− 古い角質を物理的・化学的に除去し、肌リズムを促進
− スクラブ、酵素、ピーリングジェルなど多彩な方法を含む -
ケミカルピーリング(狭義)
− グリコール酸、乳酸、サリチル酸、TCAなど“酸”を使用
− 医療機関で高濃度・医学的管理下で行い、表皮~真皮まで段階的にアプローチ
− くすみ・ニキビ・シミ・ハリ不足など多用途に効果
ポイント:ケミカルピーリングはピーリングの一種で、最も効果が高い“医療版”とイメージしてください。
ピーリングの主な効果とは?
ピーリングの最大の目的は、古い角質を取り除いて肌の再生リズム(ターンオーバー)を整える事でさまざまな美容効果が期待できます。
- くすみの改善:角質肥厚による肌の濁りが取れ、明るく透明感のある肌に。
- 毛穴の詰まり・黒ずみ改善:古い角質や皮脂詰まりを除去し、毛穴がすっきり目立ちにくく。
- ニキビ予防と改善:毛穴の詰まりやアクネ菌の繁殖を防ぎ、炎症の起きにくい肌環境へ。
- シミや色素沈着の緩和:メラニンの排出を促進し、色むらやシミを改善。
- ハリ・弾力の向上:肌の奥の線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの生成が促進。
- スキンケア効果の向上:角質除去により、化粧品の成分が浸透しやすくなる。
ピーリングは一時的なリフレッシュ効果だけでなく、継続的な施術によって肌質そのものの改善を目指せる治療です。
酸の種類で変わるピーリングの“深さ”と“効果”
ピーリングで使用される酸は、作用する深さによって効果が変化します。深い層に届くほど、肌の土台から根本改善が期待できますが、刺激も大きくなるため、目的と肌状態に応じた選択が不可欠です。
浸透レベル | 層 | 主な効果 |
浅層 | 角質層 | トーンアップ、ざらつき除去 |
中層 | 表皮〜基底層 | ニキビ、毛穴、色素沈着改善 |
深層 | 真皮層 | コラーゲン生成、たるみ・ハリ改善 |
ケミカルピーリングで使う“酸”と適応
酸の種類 | 作用層 | 適応肌悩み |
---|---|---|
グリコール酸(AHA) | 浅表皮~中表皮 | くすみ・ざらつき・トーンアップ |
乳酸(AHA) | 浅表皮 | 乾燥肌・敏感肌向き、保湿効果あり |
サリチル酸(BHA) | 表皮~中表皮 | ニキビ・脂性肌・毛穴詰まり |
コウジ酸配合 | 浅表皮 | シミ・肝斑・色素沈着の改善 |
マンデル酸(AHA) | 浅表皮 | 敏感肌の初級者向け、美白効果 |
TCA(トリクロロ酢酸) | 中表皮~真皮 | ハリ・たるみ・深いシワ改善 |
「ケミカルピーリングは“酸の選択”がカギです。
肌質や悩みに応じ、酸の種類・濃度・施術間隔を最適化することで、安全かつ確実に肌質を底上げできます。」
ATELIER Medical Clinic 院長 古市ゆり 医師
肌悩み別おすすめのピックアップの成分
肌タイプ・悩み | おすすめピーリング | 理由 |
乾燥肌・敏感肌 | 乳酸 or マンデル酸 | マイルドで保湿効果もあり、刺激が少ない |
肝斑・色素沈着 | コウジ酸 or ライトニング系 | メラニン生成抑制に優れている |
炎症性ニキビ・脂性肌 | サリチル酸(マクロゴール) | 毛穴に詰まった皮脂を溶かし、抗炎症作用あり |
エイジング(ハリ・しわ) | TCA・マッサージピール | 真皮層にアプローチしコラーゲン再生を促す |
実績データで見るピーリング効果
- 20%グリコール酸ローション(1日2回×3ヶ月)
肌の弾力を支えるコラーゲンと保湿のもとになる成分が増え、ハリ感がアップ。 - pH4に調整したグリコール酸ピーリング
肌の生まれ変わりを促進しながら、赤みや炎症の原因には影響を与えないマイルド処方。 - 70%グリコール酸ピーリング(2週間間隔×4回)
ニキビ跡のクレーター改善に有効で、施術後の肌凹凸が目に見えて平らに。 - 30%サリチル酸ピーリング(6回セッション)
ニキビのもと(コメド)が約9割減、炎症ニキビもほぼ消失。ニキビ全般の大幅改善を確認。 - 30%サリチル酸ピーリングによる皮脂量の変化
ベタつきの原因である皮脂が約17%減少し、脂性肌が落ち着く効果を実証。 - アゼライン酸ピーリング(反復施術)
額・顎・頬の余分な皮脂分泌が13~15%ダウン。テカリや毛穴の開きを抑えます。
よくある質問(Q&A形式)
Q. ピーリングの頻度はどれくらいが理想?
A. 酸の種類と肌状態によりますが、一般的には2〜4週間に1回の施術が目安です。TCAなど深く作用するものは月1回が推奨されます。
Q. 敏感肌でもピーリングはできる?
A. 乳酸やマンデル酸など、刺激の少ない酸を使えば可能です。不安な方は必ず医師の診察を受けてください。
Q. ピーリング後にやってはいけないことは?
A. 紫外線対策を怠ると色素沈着のリスクがあります。また、刺激の強い化粧品やスクラブは数日間避けましょう。
Q. 男性もピーリングを受けられる?
A. もちろん可能です。特に毛穴詰まりやニキビ、ヒゲ剃りによる肌荒れに悩む男性に効果的です。
エステ・市販ピーリングとの違い
比較項目 | 美容クリニック | エステ | 市販製品 |
成分濃度 | 高濃度(医療管理下) | 中濃度(制限あり) | 低濃度(安全設計) |
効果 | 明確な改善が見込める | 継続的なメンテナンス目的 | ごく軽い角質ケア程度 |
安全性 | 医師の管理下で施術 | 無資格者による施術 | 自己責任で使用 |
ダウンタイム | 種類によりあり | 少ない | ほぼなし |
推奨頻度 | 月1回〜 | 2〜3週間に1回 | 週1〜2回程度 |
実際の症例とビフォーアフター
- 使用:コウジ酸・グリコール酸・マンデル酸をブレンド
- 併用:ピコスポット、ピコトーニング併用
- 使用:TCA
- 併用:ピコスポット、ピコトーニング併用
ATELIERMedicalClinicのピーリング
ATELIER Medical Clinicでは、患者様の肌悩みに合わせて厳選した3種のピーリングをご用意しています。
■ エルメスピール(高濃度TCA)
- 高濃度トリクロロ酢酸(TCA)を使用し、真皮層に働きかける強力なピーリング。
- コラーゲン生成を促進し、ハリや弾力、たるみ、小ジワの改善に効果的。
- しっかり結果を求めたい方や年齢肌が気になる方におすすめ。
■ ライトニングピール(グリコール酸・コウジ酸・マンデル酸)
- 3種類の酸をブレンドし、くすみ・シミ・肝斑・色素沈着の改善を目指します。
- コウジ酸によるメラニン生成の抑制で、美白や透明感アップに特化。
- ダウンタイムが少なく、定期的なケアにも適しています。
■ アンチアクネピール(サリチル酸・乳酸・グリコール酸)
- 炎症性ニキビや皮脂トラブルに対応。
- 乳酸とグリコール酸で古い角質を優しく除去し、サリチル酸の殺菌作用でアクネ菌を抑制。
- 繰り返すニキビの予防や、ニキビ跡の色素沈着が気になる方に。
WEB予約から無料カウンセリングは24時間受付中
ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)のピーリングの治療
ピーリング
ターンオーバーのサイクルが乱れると、肌の古い角質が残りやすくなり、ニキビ・ニキビ跡・毛穴の詰まりなどのトラブルにつながります。
当院のピーリングはターンオーバー促進に加えアンチアクネピールというニキビに特化したピーリング剤をご用意しております。
アンチアクネピールは炎症を抑え、アクネ菌の殺菌作用と古い角質の除去によって、ニキビのできにくい肌に整え、ニキビ跡(色素沈着)も薄くする効果が期待できます。
特徴
- アクネ菌の殺菌作用
- 皮脂や古い角質を除去
- 根本的にニキビが発生しにくい肌質を目指せる
ピーリング+ハイドラフェイシャル
ハイドラフェイシャルで、ピーリングだけでは除去しきれない詰まった角栓や汚れを専用の薬剤と水流の力でしっかりと吸引していきます。
そこで、肌状態に合わせたピーリング剤を使用する事で、通常よりピーリング剤が肌に浸透し、相乗効果を発揮し毛穴を綺麗にする効果が期待できる治療法です。唇周り(口周り)のニキビにも効果が期待できます。
ダーマピールセレクション
ダーマペン+ピーリングの組み合わせ治療です。
当院ではダーマペン4+ヒアルロン酸など配合した高保湿美容液+肌状態に合わせたピーリング剤を組み合わせて施術していきます。
16本の極細のステンレス製の針が1秒間に約120回高速振動ダーマペン4で肌に微小な穴をお肌全体に開けていき、皮膚表面に高密度の穴があいた状態で、薬剤を塗布することで薬剤の浸透率が大幅にアップします。
美容成分が肌の奥まで届き、細胞に直接働きかけるのでニキビ、ハリ感やニキビ跡、毛穴の改善に高い効果が得られます。
WEB予約から無料カウンセリングは24時間受付中
まとめ
ピーリングは、肌のターンオーバーを整え、美肌へと導く非常に有効な美容医療のひとつです。
グリコール酸やTCAなど、使われる“酸”によって効果や適応が異なるため、目的に合った施術を選ぶことが大切です。
市販品やエステでは得られない、医療機関ならではの濃度・技術・安全性で、肌質そのものを改善していくことが可能です。
ATELIER Medical Clinicでは、肌悩みに合わせた本格的なケミカルピーリングを揃えています。迷った方もまずは一度ご相談ください。
肌質改善の第一歩を、正しいピーリング選びから始めましょう。
無料のカウンセリングも実施しておりますので、まずはお気軽にご相談下さい。
WEB予約から無料カウンセリングは24時間受付中
記事の監修者

医師