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ヒアルロン酸注射は、顔のパーツにふっくらとボリュームを持たせたり、形を整えたりできる美容施術です。注射できる箇所はさまざまで、ほうれい線や口元のしわを解消できる他、鼻筋を高くしたり涙袋を形成したりすることもできます。
メスで肌を傷つけることがないため他の美容整形よりも気軽に受けられますが、施術後に副作用が起きる可能性もゼロではありません。
本記事では、ヒアルロン酸注射のダウンタイムや部位毎の副作用の症状について解説します。 ヒアルロン酸を検討されている方はぜひご一読ください。
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ヒアルロン酸注射のダウンタイムは非常に短く、施術直後からいつも通りの日常生活を送ることができます。人によっては数日〜数週間、腫れや赤みが生じることもありますが、メイクでカバーできる程度の軽度な症状であることがほとんどです。
ヒアルロン酸は元々人間の体内に存在する成分で、優れた保水力があり、細胞と細胞をつないだり衝撃を防いだりする役割を担っています。
ヒアルロン酸注射で使用する製剤は、体の中にあるヒアルロン酸と完全に同じものではないのですが、基本的に安全性が高く、重篤な副作用につながりにくいです。
ヒアルロン酸注射のダウンタイム中に起こる可能性のある症状は、主に以下の4つです。 それぞれの症状の度合いや、症状が現れる期間の目安について解説していきます。
ヒアルロン酸注射の施術を受けてから2〜3日程度、赤みや腫れが生じる場合があります。症状の度合いとしては、ファンデーションやコンシーラーを使えば隠すことができるレベルであることがほとんどです。
基本的には徐々に引いていき、長くても1週間ほどで元の状態に戻ります。
ヒアルロン酸を注射する際に注射針が毛細血管を傷つけてしまい、内出血が起こる場合があります。特に目の下や涙袋、ほうれい線といった皮膚の薄い部位は内出血が起こりやすいです。一方で、顎や頬などは内出血が起こりにくい部位です。
内出血は見た目に大きく影響するため、「施術が失敗した」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的には数日〜2週間ほどで消失します。
内出血の現れ方は、注射をする際に十分な止血を行ったかどうかで大きく変わります。そのため詳細は後述しますが、腕が良く丁寧で細やかな対応をしてくれる医師が在籍するクリニックを選ぶようにしましょう。
可能な限り血管を傷つけないように、柔らかく極細の注射針を使用しているクリニックもあります。
まれに、注入したヒアルロン酸が施術箇所の周りの水分を吸収し、ふくらんでむくみとなってしまうことがあります。基本的には徐々に馴染んでいきますが、完全にむくみが消えるまで1〜2週間ほどかかってしまうケースも。
ヒアルロン酸の注入量が多ければ多いほど吸収する水分量も増える傾向にあるので、術後のむくみを抑えたい場合は、2回に分けて少しずつヒアルロン酸を注入していくのも一つの手です。
ヒアルロン酸注射で使用するヒアルロン酸製剤には局所麻酔が入っている場合が多いですが、施術後に麻酔が切れてから、じんじんとした鈍痛を感じることがあります。
通常は2〜3日で徐々に引いていきますが、痛みが長引く場合や痛みが強すぎる場合は、早めに施術を受けたクリニックへ相談してください。
ヒアルロン酸注射は、注入する部位ごとにダウンタイムの期間や起こり得る症状に違いがあります。
・涙袋 ・ほうれい線 ・鼻 ・唇 ・額
ここでは、上記5つの部位のダウンタイムの特徴について解説します。
涙袋へのヒアルロン酸注射は、目を立体的かつ華やかに見せることができます。
約10〜30分で完了する手軽さが人気の施術ですが、目元の皮膚は薄いため、腫れや内出血、むくみが出やすいです。基本的にはアイメイクでカバーできる程度の症状であることがほとんどですが、場合によっては目の周りが全体的に腫れてしまうことも。
また注入したヒアルロン酸が周囲の水分を吸収して、イメージしていた仕上がりよりも涙袋が大きくなることもあります。
しかしこれらの症状は一時的なもので、3日〜1週間ほどで徐々に治っていくでしょう。内出血も小さいものであれば1週間、大きいものでも2週間ほどすれば完全に消えることがほとんどです。もちろん、腫れや内出血がそれほど目立たずに済む方もいます。
ほうれい線へのヒアルロン酸注射は、肌を内側から持ち上げて頬をふっくらとさせ、ほうれい線の原因であるたるみを解消します。
施術後1〜2日程度、腫れや内出血が生じる場合がありますが、徐々に消えていくでしょう。また注射した直後に施術箇所を触ると、皮膚の下が硬くなっている場合があります。基本的には数日で馴染んで元の柔らかさに戻るので、違和感があるからと言って強く触らないように気を付けてください。
また非常にまれではありますが、アレルギー反応としてほうれい線に沿って赤いみみず腫れが生じることがあります。傷跡が残ってしまう恐れがあるため、症状が現れた場合は早めに医師の診察を受けましょう。
鼻へのヒアルロン酸注射は、約10分と非常に短時間で鼻筋を通したり高くしたりすることができます。曲がった鼻や段鼻など鼻の形を改善したいときにも有効です。
ヒアルロン酸を注入してから数日程度、腫れやむくみ、痛み、違和感などの症状が現れることがあります。腫れやむくみは大きく目立つほどではありませんが、気になる場合はマスクで鼻を隠して過ごすのがおすすめです。
唇のボリュームアップやアヒル口、M字型の唇の形成、唇の縦じわの解消など、ヒアルロン酸注射によって自由に口元の印象を変えることができます。
約5〜10分という短時間で施術が完了しますが、唇は皮膚がとても薄い部分であるため、他の部位よりも痛みが生じやすいです。しかし、通常であれば2〜3日、長くても1週間ほどで治まります。腫れや内出血が起こることもあり、見た目が気になる場合は、口紅でカバーしたりマスクをつけたりして過ごしましょう。
施術箇所にしこりを感じた場合は、注意が必要です。通常のダウンタイムでは起きない症状であるため、早めにクリニックへ相談してください。
額へのヒアルロン酸注射は、おでこを丸く可愛らしい印象にしたり、額にできたしわを解消したりできます。
額にはさまざま神経や血管が通っているため、他の部位よりも内出血や腫れが起きやすく、ダウンタイムも長くなる傾向にあります。
副作用が重い場合、施術から2〜3日の間に額だけでなく、瞼や目の下、眉間などにも腫れが広がってしまうことも。さらに痛みやつっぱり感を伴うケースもあります。症状が治まるまで、約1〜2週間かかる可能性があるということを認識しておきましょう。
ヒアルロン酸注射は、基本的にダウンタイムが短い施術ですが、施術前後に適切な行動を取ることで、さらにダウンタイムを短くしたり副作用を軽減したりすることができます。
ここでは、ダウンタイムを長引かせないための4つのポイントをご紹介します。
ヒアルロン酸注射は、担当する医師の技量で仕上がりに大きな差が出やすい施術のため、まずは信頼できる医師やクリニックで施術を受けることが大切です。
施術を受ける方の体質に合った製剤や注入量、注入箇所、注射後の止血対応といった、担当する医師の細かな判断や対応が、施術後の仕上がりはもちろんのこと、副作用の重さにも影響します。
信頼して任せられる医師やクリニックであるかどうかを見極めるには、事前のカウンセリングが1つのポイントとなるでしょう。副作用やダウンタイムについて細かく説明してくれるか、仕上がりのイメージを具体的にすり合わせできているか、質問に丁寧に応えてくれるかなどを確認してみてください。カウンセリングを終えた時点で、少しでも気になる点や不安な点が残る場合は、別のクリニックを検討した方が良いでしょう。
またヒアルロン酸注射の実績が豊富な医師やクリニックを選ぶことも重要です。クリニックの公式サイトやSNSなどで症例を紹介しているところもあるので、事前にチェックしてみてください。症例数だけでなく施術内容や症例写真なども確認しましょう。自身の悩みと似たような症例の実績がある医師に担当してもらうと、カウンセリング時のすり合わせがしやすくなります。
注射箇所を冷やすことで毛細血管が収縮し、内出血のリスクを減らすことができます。
施術から3日を目安に、氷や保冷剤をタオルで巻いたものを当てて、内出血を予防しましょう。痛みや赤み、腫れが残っている場合も、冷やすことで緩和できます。
施術箇所に腫れや痛みが生じた際、気になって触ったり揉んだりしたくなるかもしれません。しかし症状の悪化や感染症につながる恐れがあるため、必要以上に触るのは控えましょう。
施術当日からメイクはできますが、なるべくこすらないようにブラシなどを使って優しく行うことを心がけてください。また使用する化粧品にも注意が必要です。
施術を受けた直後にリキッドファンデーションを使うと、注射した針穴に入って感染症を引き起こしてしまう可能性があるため、数日間はパウダーファンデーションを使用するようにしましょう。
代謝や血行が良くなると腫れや内出血が起こりやすくなるため、施術から数日間は入浴や飲酒、激しい運動やサウナなどは控えましょう。
またマッサージやエステは腫れやすくなるだけでなく、ヒアルロン酸が周囲に広がることにもつながるため、1カ月程度は控えるようにしてください。
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非常にまれではありますが、ヒアルロン酸注射によって以下のような重篤な副作用やアレルギー症状が起きるケースもゼロではありません。
・出血・血腫 ・感染症 ・化膿 ・アナフィラキシーショック ・呼吸困難 ・血流障害・塞栓
血流障害・塞栓によって血流が滞ってしまうと、最悪の場合皮膚の壊死や失明につながる可能性も。
また問題なくダウンタイムが終わったとしても、ヒアルロン酸を注入してから数カ月後に「遅発性結節」という、腫れや痛みを伴うしこりのようなものが発生する場合があります。
自然と治るケースもまれにありますが、基本的にはヒアルロン酸溶解注射で注入したヒアルロン酸を除去し、それでも症状が治まらない場合は、ステロイド注射や内服薬を使って治療していく必要があります。
突然、強烈な痛みやアレルギー反応が生じたり、1カ月以上経過しても副作用の症状が治まらなかったりする場合は、早急にクリニックへ相談しましょう。
当院ではほうれい線やお顔のあらゆる部位の治療に関して、有効と証明されているものはほぼすべて網羅しております。 ほうれい線でお困りの患者様にも多数ご来院いただき高い評価を得ております。
厚生労働省に認可されている薬剤や手法のみを組み合わせ『これまで目立っていたほうれい線やお顔のあらゆる部位を、自然に綺麗に目立たなくさせていく』事を目指しながら、軽度の症状から重症までの美容治療を網羅的に行っております。 肌治療だけでなく、日々のスキンケア、内服などトータル的にサポートさせて頂きます。
ヒアルロン酸注入はボリュームのない部分を補う事でシワやほうれい線を直後から改善できる治療法です。 リフトアップしメリハリのあるふっくら若々しい印象になる事ができます。
37歳の女性で、お肌全体にたるみが見られたため、ハイフで筋膜から引き締め、深いほうれい線には、ヒアルロン酸で補いシワを直後から改善出来ました。
ハイフ(ウルトラセルQ+)
リニア
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸とハイフ、リニアを組み合わせて可愛らしい印象から綺麗な印象へとかなり変える事ができました。ハイフで筋膜を引き締め、リニア不要な脂肪を溶解・排出し、ヒアルロン酸で輪郭や見た目の印象を大きく変化させました。リニア4回、ハイフ回2、ヒアルロン酸唇1.2㏄、涙袋0.4、ほうれい線3と基部4本、アゴ:1㏄を使用しました。
本記事では、ヒアルロン酸注射のダウンタイムや部位毎の副作用の症状について解説しました。
ヒアルロン酸注射は注射角度や深さ、注入量によって仕上がりが不自然になってしまうリスクがあるので、信頼のおける医師を見つけ、しっかりと美容皮膚科医と完成イメージをすり合わせた上で、ご自身の症状に合った適切な施術を受けましょう。
ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)では厚生労働省に認可されている薬剤や手法のみを組み合わせ『これまで目立っていたほうれい線やお顔のシワを、自然に綺麗に目立たなくさせていく』事を目指しながら、軽度の症状から重症までの美容治療を網羅的に行っております。
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記事の監修者
佐藤 さゆり
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