しこりニキビとは?なぜ芯がない?粉瘤との違いや原因・治し方を美容皮膚科が解説!
2024/05/20
ニキビの芯が気になるからといって、無理に潰そうとしたり、洗顔をし過ぎたりするのは逆効果です。
ニキビを悪化させてしまうことがあるので、適切なケアを行う必要があります。
本記事では、ニキビの芯の原因と治し方について解説します。
症状別に解説するので、ニキビの芯に悩んでいる方はぜひご一読ください。
しこりニキビとは?
芯が無いニキビである「しこりニキビ」は、分厚くなった角質内に皮脂が蓄積することで起こります。
角質が厚くなるのは生活習慣が乱れるなどの理由から、皮脂が過剰に作られるためです。分厚い角質内に埋まった皮脂が酸化することで、しこりニキビが発生します。
しこりニキビは厚い角質で囲まれた皮脂の除去が難しく、セルフケアでは治しにくい傾向にあります。
ニキビの芯の正体とは?
ニキビの芯とは、毛穴に蓄積された皮脂や古い角質、または炎症の影響でできた膿を指します。
ニキビの芯に関しての医学的な定義はありません。そのため、軽度のニキビであっても中心に何かがあれば芯とみなします。ニキビの芯がどのようなものでできているのかは、症状の進行度によって異なります。
しこりニキビができる原因は?
ニキビの芯は、皮脂や古い角質、膿が毛穴に蓄積し、症状が悪化して炎症が進行する過程で作られていきます。そもそもニキビとは、毛穴が詰まり、皮脂が蓄積してアクネ菌が増えることで発生するのが一般的です。ニキビが発生するまでの一連の流れの中で芯は作られ、炎症が進むとともに、徐々に悪化していきます。
ニキビは、症状の悪化具合によって種類が分けられます。同様に、ニキビの芯に関しても、見た目や硬さに違いがあります。 ここでは、種類別での芯の特徴について理解しておきましょう。
白・黒ニキビの芯
白ニキビや黒ニキビの芯は、皮脂が蓄積してできています。
炎症は起きておらず、白やクリーム色をしていて、蓄積した皮脂の影響で、ポコっと盛り上がった形状です。皮脂に古い角質がくっついている場合、角栓が作られてニキビの芯の一部になるケースがあります。
赤ニキビの芯
赤ニキビの芯は、白ニキビや黒ニキビが悪化して炎症を起こした状態なので、皮脂だけでなくアクネ菌などの細菌が蓄積しています。
肌の奥深い部分に芯ができているので、表面からは見えにくかったり、痛みを感じたりする場合があります。無理に押し出そうとしても芯の中身は出てこずに、炎症はさらに悪化するので要注意です。
黄ニキビの芯
黄ニキビの芯は、赤ニキビが進行し膿が蓄積した状態を指します。
ニキビの中心に黄色味を帯びた膿が蓄積しているのが、透けて見えています。赤ニキビの芯よりも大きく、見た目でもわかりやすい点が特徴です。ニキビ跡につながりやすくなるので、膿を無理に押し出さないようにしましょう。
硬いニキビの芯
硬いニキビを「しこりニキビ」と呼ぶことがあります。しこりニキビは、炎症ニキビを繰り返した部分が一時的に線維化することで硬く盛り上がってしまった状態で、同じ場所に強い炎症を繰り返すことで現れます。
しこりニキビの場合は、ニキビ全体が硬く盛り上がっているので中に大きくて硬いニキビの芯があるように感じるかもしれませんが、しこり状になったニキビの中には皮脂や角質、膿といった内容物が入っているわけではないため、潰そうとしても芯は出てきません。それどころか、触るとますます硬くなって悪化していきます。
また、赤く硬く腫れあがった顔のできものは、ニキビではなくいわゆるおできや面疔の可能性もあります。おできや面疔は黄色ブドウ球菌が原因で痛みを伴うことが多いのですが、この場合もニキビの芯は出てきません。
しこりニキビと粉瘤(ふんりゅう)の違いは?
ニキビと似た症状に、「粉瘤(ふんりゅう)」と呼ばれるできものがあります。ニキビと粉瘤では症状や治療方法が異なるため、悪化させないために粉瘤との違いを把握しておく必要があります。
粉瘤(ふんりゅう)とは?
粉瘤は別名「アテローム」とも呼ばれており、本来皮膚から剥がれ落ちるはずの角質や皮脂といった老廃物が皮膚の下にある袋に溜まってできる腫瘍です。体表のどの部位にも形成されますが、とくに顔や首、背中、耳の後ろなどに生じやすい傾向があります。大きさは数ミリから、10センチ以上のものまであります。
放置すると老廃物がどんどん溜まり、炎症を起こしたり大きくなったりするため、早めの処置が大切です。
しこりニキビと粉瘤(ふんりゅう)の違い
①大きさとしこりの有無
ニキビは大きくても数ミリ程度に対して、粉瘤は悪化すると大きさを増していきます。また、半球状のしこり(やや盛り上がった状態)となるため、数センチ以上の大きさがある場合や丸く膨らみがあるときは、粉瘤の疑いがあります。
②中央に黒点状の開口部がある
粉瘤は盛り上がったできものの中央部に、「開口部」と呼ばれる黒い点があり、強く押すと膿のような臭くドロドロとした物質が出てくるケースがあります。
粉瘤が小さいと黒ニキビと見分けがつきにくい場合や、自身で無理に圧迫すると悪化して炎症性粉瘤を引き起こす恐れがありますので注意しましょう。
先述のとおり、ニキビと粉瘤では治療方法が異なります。粉瘤をニキビと同じ方法で治療を行っても、良くなることはありません。
また、粉瘤の治療方法は切開や切除手術が必要となる場合が多いため、ニキビと見分けがつかない、半球状のできものがある、赤く炎症を起こしているといった場合は、速やかに皮膚科を受診しましょう。
しこりニキビのセルフケア・予防法は?
ニキビの芯は、ケアを間違えると治った後も跡として肌に残ってしまう可能性があります。
ここでは、適切なしこりニキビのケア方法についてご紹介します。
生活習慣の見直し(食生活・睡眠など)
ニキビは普段の生活習慣によるストレス・ホルモンバランスが原因であることが多いです。
栄養バランスの取れた食生活、毎日7〜8時間の睡眠、適度な運動など健康的な体づくりを心がけましょう。
皮脂の過剰分泌を抑えたり、肌のターンオーバーを整えることに繋がります。
また、毛嚢炎はカミソリやシェーバーの汚れが原因の場合もあります。
清潔なシェーバーを使用し、ムダ毛を剃る際も肌を傷つけないように注意しましょう。
お肌のスキンケア
ニキビや汗疹、毛嚢炎を悪化させず適切に早く治すには、極力刺激を減らし、お肌を清潔に保つことが重要です。
毎日朝晩たっぷりの泡でお肌を刺激しないよう丁寧に洗顔し、お湯も肌の温度と同じくらいの32〜34℃のぬるま湯で優しく洗い流しましょう。
また、皮脂の過剰分泌を予防するため、洗顔後は敏感肌用の化粧水・乳液を使用してしっかり保湿を心がけてください。
ドクターズコスメ(化粧品)の使用
ドクターズコスメは医師や皮膚の専門家が監修に入って開発された化粧品のことを指し、「メディカルコスメ」とも呼ばれます。 角質ケアやターンオーバーを促進する化粧品を使用することで「しこりニキビ」の改善が期待できます。
ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)のしこりニキビ治療とは?
当院ではニキビの治療に関して、有効と証明されているものはほぼすべて網羅しております。
難治性のニキビでお困りの患者様にも多数ご来院いただき高い評価を得ております。
全国で当院にしか取り扱いのないフランスから独自に仕入れている製剤や手法を組み合わせ『今あるニキビだけでなく、今後もできにくい肌質に変えていく』事を目指しながら、軽度のニキビから重症ニキビまでの治療を行っております。
肌治療だけでなく、日々のスキンケア、内服などトータル的にサポートさせて頂きます。
ドクターズコスメ「ジャンマリーニ デュアリティーフェイスクリーム」
超微粒子化過酸化ベンゾイルをレチノールや保湿成分と配合し、しつこく繰り返す肌荒れを予防するだけでなくバリア機能をサポートして肌をすこやかに保つ高濃度のレチノールに加え高濃度の過酸化ベンゾイルを使用したニキビに特化したドクターズコスメです。
思春期〜頑固な大人の肌荒れに対応するだけでなくバリア機能をサポートして肌をすこやかに保ちます。
ダーマピールセレクション
ダーマペン+ピーリングの組み合わせ治療
当院ではダーマペン4+ヒアルロン酸など配合した高保湿美容液+肌状態に合わせたピーリング剤を組み合わせて施術していきます。
16本の極細のステンレス製の針が1秒間に約120回高速振動ダーマペン4で肌に微小な穴をお肌全体に開けていき、皮膚表面に高密度の穴があいた状態で、薬剤を塗布することで薬剤の浸透率が大幅にアップします。
美容成分が肌の奥まで届き、細胞に直接働きかけるのでニキビ、ハリ感やニキビ跡、毛穴の改善に高い効果が得られます。
WEB予約から無料カウンセリングは24時間受付中
ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)のしこりニキビ治療の症例写真
実際にドクターズコスメで治療を受けた患者様の症例の一部が以下です。
ニキビ・しこりニキビに悩まされていた患者様
ジャンマリーニのエイジングケアセットとデュアリティーフェイスクリームを併用し、8ヶ月の使用でニキビがほとんどない状態まで改善されました。しこりニキビは2ヶ月で改善がみられます。
ジャンマリーニ エイジングケアセット
- 施術内容
- 洗顔~日焼けまでの5つセットでエイジングケアに欠かせない成分がふんだんに使用されており、ニキビや肌質改善など幅広いお悩みに効果が期待できるドクターズコスメです。
- 費用
- 49,390円/個
- 副作用・リスク
- 赤みやほてり、ヒリヒリ感、発赤、かゆみ
ジャンマリーニ デュアリティーフェイスクリーム
- 施術内容
- 超微粒子化過酸化ベンゾイルをレチノールや保湿成分と配合し、しつこく繰り返す肌荒れを予防するだけでなくバリア機能をサポートして肌をすこやかに保ち、高濃度のレチノールに加え高濃度の過酸化ベンゾイルを使用したニキビに特化したドクターズコスメです。
- 費用
- 18,480円/個
- 副作用・リスク
- 赤みやほてり、ヒリヒリ感、発赤、かゆみ
まとめ
本記事では、気になるしこりニキビの原因とケア方法を解説しました。
しこりニキビは無理に潰そうとすると炎症が広がったり、跡が残ったりするので、しっかりと症状別の原因を理解した上で、ご自身の症状に合った適切なケア方法を行いましょう。
セルフケアでもなかなか鼻のニキビが治らない場合は、美容皮膚科での治療も是非ご検討ください。
ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)では全国で当院にしか取り扱いのないフランスから独自に仕入れている製剤や手法を組み合わせ『今あるニキビだけでなく、今後もできにくい肌質に変えていく』事を目指しながら、軽度のニキビから重症ニキビまでの治療を行っております。
肌治療だけでなく、日々のスキンケア、内服などトータル的にサポートさせて頂きます。
無料のカウンセリングも実施しておりますので、まずはお気軽にご相談下さい。
WEB予約から無料カウンセリングは24時間受付中
記事の監修者
金 上浩
院長
常に患者様に寄り添いながら、最短で”治療のゴール”に繋げれる『本当に必要な治療』のみご提案させていただいております。
身体の内側からのサポートもさせて頂いております。美容も、健康も両方叶えるアトリエクリニックは、技量が高い肌のプロフェッショナルのみ在籍しております。
少しでも気になる事があれば、無料カウンセリングにてご相談ください。