クレーター肌とは?自力で治せる?原因とスキンケア・治療法を美容皮膚科医が解説!

2024/05/18

ニキビを治した後に、ニキビ跡がクレーターのようにボコボコして残ってしまう「クレーター肌」。
自力で治すことが難しい場合も多く、しっかりと治すためには早めに美容皮膚科での治療が必要です。

本記事では、気になるクレーター肌の原因と治し方について解説します。
症状別に解説するので、クレーター肌に悩んでいる方はぜひご一読ください。

クレーター肌とは?

画像:ほっぺたを気にする女性

クレーター肌とは、一般的には毛穴やその周辺の肌が大きくへこんだ状態のことを指すことが多いです。その様子がクレーターのように見えることから、このように呼ばれています。

軽度のものであればセルフケアで改善する可能性があり、またメイクで隠すこともできます。しかし、深い・大きいクレーターはセルフケアでは改善が難しく、メイクではなかなかきれいに隠せません。

クレーター肌は自力で治せる?

結論から申し上げると、自力でニキビ跡のクレーターは治すことは難しいと言えます。
クレーターの程度によっては、日々のスキンケアにレチノールやビタミンCを取り入れることによって、肌のターンオーバーを促しハリがでることによって若干の見え方の違いはありますが、根本的な解消や見た目の大きな変化は期待できません。
クレーターの種類や効果的な改善方法に加えて、ニキビ跡についても改めて解説していきます。

クレーター肌の原因は?

クレーター肌と言えば、ニキビが原因のイメージがあるかもしれませんが、それだけではありません。クレーター肌の原因について詳しく見ていきましょう。

ニキビ跡が原因

ローリング型

ローリング型のクレーターは、へこみが緩やかにカーブしており、へこみ口が5mm程度になる大きなものもあります。
表皮だけでなく、ターンオーバーによる治癒が難しい真皮層にまでへこみが及んでいるため、セルフケアによる改善は難しい状態です。

アイスピック型

アイスピック型クレーターは2mm以下の小さな細かいクレーターで、皮膚の表面から深層部まで浸透しているタイプです。クレーターは小さく見えますが、硬い瘢痕組織が形成されており、真皮の深部まで凹みがあるため治療が難しいタイプです。

ボックス型

ボックス型は、主要なクレーターでへこみの底は平らなケースが多い傾向で、水疱瘡(みずぼうそう)の跡にも見た目が似ています。
こちらも表皮から真皮層にかけてへこみが生じてしまっており、自然治癒やセルフケアでは改善はできません。

深いボックス型

先ほどのボックス型よりもへこみが深いものが、深いボックス型のクレーターです。真皮層のかなり深いところまでへこんでしまっている状態です。

肌のたるみが原因

加齢とともに肌の弾力を保つために重要なコラーゲンやヒアルロン酸などが減少し、肌が弾力を失うとたるみが生じるようになります。結果的に毛穴も引き延ばされることにより、毛穴が目立ってクレーター状に見えることがあります。たるみはニキビとは異なり、加齢とともに起こりやすくなります。

肌の乾燥が原因

肌が乾燥するとバリア機能が低下し、少しの刺激でも肌トラブルが起こりやすくなります。一度、炎症が長引くと、治癒に時間がかかったり悪化したりするため、肌の奥深くにまでダメージが到達しやすくなります。ニキビ等による炎症が長く続き、肌の奥深くにダメージが到達するとクレーター状の跡が残ります。

クレーター肌のセルフスキンケアとは?

画像:洗顔する女性

ニキビのクレーター肌は、セルフケアで改善することは難しいと言えます。たるみや乾燥が原因である場合は、適切なケアによって進行を抑えることができる場合もありますが、根本的な解決にはなりません。セルフケアで無理に対処しようとせず、早めに医師に相談することが大切です。クレーター肌のセルフケアについて詳しく見ていきましょう。

紫外線対策

紫外線は肌の細胞にダメージを与え、肌のバリア機能を低下させるため、たるみや乾燥の原因になります。日中は日焼け止めや日傘などで紫外線対策を行うようにしましょう。

お肌の保湿ケア

保湿を怠ると肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激や乾燥に敏感な肌になり、肌トラブルが起きやすくなります。
スキンケアの基本である保湿は、肌をさまざまな刺激から保護し、肌トラブルを防ぎます。洗顔後だけに限らず、肌の乾燥を感じたらこまめに行うようにしましょう。
保湿ケアには、肌にうるおいを与える化粧水、油分を補給する乳液やクリームなどを使用します。また、毛穴を引き締める成分やニキビ予防成分が含まれた化粧品を使用するのもよいでしょう。

栄養バランスの取れた食事

野菜や果物に多く含まれているビタミン群は、肌のターンオーバーに欠かせません。また、肉類や豆類などから摂れるタンパク質も肌をつくる材料となるので、適度に摂取することが大切です。
このように、栄養バランスの取れた食事は正常な肌状態を維持するのに必要であり、肌の状態を整えるためにも有効だと言えます。

正しい洗顔

正しい洗顔は、肌へのダメージを抑えることにつながります。
ぬるま湯で十分にすすぎ、顔の表面の汚れを取り除きます。熱すぎるお湯は肌を乾燥させる原因になるので注意しましょう。
自分の肌タイプに合った洗顔料を手に取り、十分に泡立てます。
泡を顔にやさしく乗せ、指の腹を使って円を描きながらマッサージするように洗います。その際、無理にこすったり引っ張ったりしないようにしてください。
洗顔料が肌に残らないように十分にすすぎます。
洗顔後は乾燥しやすく、デリケートな状態です。なるべく早く保湿ケアをしましょう。

化粧品によるケア

通常のスキンケア用品だけでは、クレーター肌を大きく改善することは難しいと言えます。肌の状態を整えるためには、少なくともターンオーバーを活性化させる効果が期待できる次の成分が含まれたものを使用するといいでしょう。

・ビタミンA……優れた抗酸化力を持ち、健やかな肌へ導く
・ビタミンC誘導体……コラーゲンの合成を促す
・低分子ヒアルロン酸……肌の保湿力を高める
・アスタキサンチン……肌の弾力を高める

また、古い角層細胞を取り除いてターンオーバーを促すピーリングも効果的だとされていますが、肌の奥深くに及ぶクレーターの改善は望めません。しかし美肌効果は期待できるため、定期的に行うことをおすすめします。

クレーター肌のセルフスキンケア時の注意点は?

画像:✖を作る女性の画像

洗顔、保湿、紫外線対策などのスキンケアを行う際は、肌に優しく触れ、刺激を与えないようにするだけでなく、自分の肌質に合ったものを使用することが大切です。

また、市販されている肌に針を刺すタイプの美容器具は、肌に垂直に刺すのが難しいだけでなく、症状の悪化や感染症のリスクが考えられるなど、セルフ向きではないと言えます。そのため、適切なスキンケアの指導は専門の医師に相談することをお勧めします。

ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)のクレーター肌治療とは?

当院では肌治療に関して、有効と証明されているものはほぼすべて網羅しております。
クレーター肌でお困りの患者様にも多数ご来院いただき高い評価を得ております。

全国で当院にしか取り扱いのないフランスから独自に仕入れている製剤や手法を組み合わせ『今あるクレーター肌だけでなく、今後もできにくい肌質に変えていく』事を目指しながら、軽度のクレーター肌から重症のクレーター肌までの治療を行っております。
肌治療だけでなく、日々のスキンケア、内服などトータル的にサポートさせて頂きます。

※この先の症例写真に一部、施術中の血が映っている画像の表示が含まれています。
苦手な方、ショックを受ける可能性のある方は閲覧をお控え下さい。

ダーマペン

  • 画像:ダーマペン施術画像
  • 画像:ダーマペン施術画像
  • 画像:ダーマペン施術画像
  • 画像:ダーマペン施術画像

ダーマペンは極細針で皮膚表面に微小な穴を開けることで、肌が回復する力(自然治癒力)を高め、クレーターや凸凹のニキビ跡、毛穴に効果が期待できる治療法です。ダーマペンは使用していく薬剤によって効果に違いがでてきてしまいます。
当院ではエルメス製剤とモイスチャライズの2剤を使用し最大の針の長さの3mmまで都度調整し肌の深層まで治療します。
エルメス製剤
天然成分を活用した処方の製品で、ビタミン・コラーゲン・ヒアルロン酸・ナイアシンアミドなどの成分を使用しております。
モイスチャライズ
ヒアルロン酸や水溶性ビタミンEなどを配合したしっとり潤い感を出すことが期待できる製剤で肌荒れ防止効果、活性酸素の減少、保湿効果、水分保持機能、抗炎症作用など期待できる製剤を使用しております。

※この先の症例写真に一部、施術中の血が映っている画像の表示が含まれています。
苦手な方、ショックを受ける可能性のある方は閲覧をお控え下さい。

ピコフラクショナル最強バージョン

  • 画像:ピコフラクショナル最強バージョン エンライトン
  • 画像:ピコフラクショナル最強バージョン施術画像
  • 画像:ピコフラクショナル最強バージョン施術画像
  • 画像:ピコフラクショナル最強バージョン施術画像

通常のピコフラクショナルの出力の3倍の威力で照射し一気に肌うを活性化。強い衝撃波で肌の表皮内に微小の空洞を作り、重度のクレーターなどの改善が期待できます。

WEB予約から無料カウンセリングは24時間受付中

ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)のクレーター肌治療の症例写真

実際に当院でダーマペン治療、ピーリング治療を受けた患者様の症例の一部が以下です。

ニキビ跡・クレーターに悩まされていた患者様

  • 画像:ニキビ跡・クレーターに悩まされていた患者様
  • 画像:ニキビ跡・クレーターに悩まされていた患者様

時間がかかると言われているニキビ跡のクレーターや毛穴。月1回のペースでアトリエの組み合わせ治療をすることで、来院回数3回でも深く凹んでしまったクレーターが滑らかになり、小さい毛穴も縮小。ニキビもできにくくなり、色素沈着やニキビ跡の赤みも改善しました。

ジェネシス

施術内容
肌の角質層及び表皮から真皮上層に働きかけて、コラーゲンの再生を促す治療法
費用
16,280円/回
副作用・リスク
赤みやほてり、ヒリヒリ感、発赤、かゆみ

エルメスピール

施術内容
トリクロロ酢酸(TCA)を高濃度で配合し、ターンオーバーを整えシミやそばかす、くすみの改善だけでなく、皮膚の奥深くまで浸透し肌細胞を刺激して、コラーゲンを増やし、エラスチンやヒアルロン酸を作る手助けをするピーリング剤です。
費用
5回コース 14,652円/回
副作用・リスク
炎症・つっぱり感・発赤・皮むけ

ピコフラクショナル最強

施術内容
通常のピコフラクショナルの約3倍の威力で照射し肌表面を傷つけずに、コラーゲン増殖の活発とエラスチン再生を促し、肌を入れ替えるレーザー治療法
費用
107,800円/回
副作用・リスク
点状内出血が1~2週間出る場合あり。赤み・痒み・湿疹・色素沈着・白斑・熱傷

エルメスダーマペン

施術内容
ATELIERオリジナル製剤を塗布しながら、細い超極細針で肌の表面に小さな穴を一時的につくり、肌の回復力を向上させる治療法
費用
87,780円/回
副作用・リスク
内出血、発赤、色素沈着、かゆみ

まとめ

本記事では、気になるクレーター肌の原因とケア方法を解説しました。
クレーター肌は自力で治すのが難しい症状なので、しっかりと原因を理解した上で、ご自身の症状に合った適切なケア方法を行いましょう。
セルフケアでもなかなかクレーター肌が治らない場合は、お早めに美容皮膚科での治療も是非ご検討ください。

ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)では肌治療に関して、有効と証明されているものはほぼすべて網羅しております。 クレーター肌でお困りの患者様にも多数ご来院いただき高い評価を得ております。

全国で当院にしか取り扱いのないフランスから独自に仕入れている製剤や手法を組み合わせ『今あるクレーター肌だけでなく、今後もできにくい肌質に変えていく』事を目指しながら、軽度のクレーター肌から重症のクレーター肌までの治療を行っております。

肌治療だけでなく、日々のスキンケア、内服などトータル的にサポートさせて頂きます。
無料のカウンセリングも実施しておりますので、まずはお気軽にご相談下さい。

WEB予約から無料カウンセリングは24時間受付中

記事の監修者

佐藤 さゆり

佐藤 さゆり
非常勤

「もっと、綺麗になりたい…。」というのは年代問わず思う事。「何が最も患者様の為になるか」を常に意識し大切にしています。患者様の理想を正しい知識とすり合わせ、ご満足いただける治療をご提供します。
身体の内側からのサポートもさせて頂いております。美容も、健康も両方叶えるアトリエクリニックは、技量が高い肌のプロフェッショナルのみ在籍しております。
少しでも気になる事があれば、無料カウンセリングにてご相談ください。

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