ジェネシスが効かない人の共通点とは?効果を感じにくい理由と改善策を解説
赤ら顔
2025.08.30

肌にやさしいとされる美容レーザー「ジェネシス」。 毛穴の開きや小じわ、赤ら顔、ニキビ跡など多くの肌悩みに効果が期待できるとされている一方で、SNSや口コミでは「全然効かなかった」「変化が感じられない」といった声も少なくありません。
ではなぜ、ジェネシスは「効かない」と感じる人が一定数いるのでしょうか? この記事では、その共通点や原因を紐解きつつ、ジェネシスでしっかり効果を出すための具体的な対策までを丁寧に解説します。
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ジェネシス治療とは?まずは基本をおさらい
ジェネシスは、米国キュテラ社が開発した医療用レーザー機器で、1064nmという波長のロングパルスYAGレーザーを使用します。この波長は皮膚の深部まで届く特性があり、真皮層にまで作用することで、肌のコラーゲン生成や新陳代謝を促進し、美肌効果を引き出します。
最大の特徴はその“マイルドさ”。 一般的なレーザー治療が肌に強い刺激を与えてダメージを与えるのに対し、ジェネシスは穏やかに照射することで、肌への負担を最小限に抑えながらじっくりと効果を引き出します。
- 肌にダウンタイムがない
- 痛みが少ない
- 化粧も当日からOK
という点で、初めて美容医療を受ける人にも人気の高い施術です。
効果を感じにくい人の共通点とは?
1. 即効性を求めすぎている
まず最も多いパターンが「すぐに変化が見える」と思い込んでしまっているケースです。
ジェネシスは、1回でも肌のツヤやハリを実感する人もいますが、本質的には継続して効果が高まっていくタイプの治療です。
そもそもコラーゲン生成やターンオーバー促進といった肌の変化には一定の時間がかかります。施術から数日〜数週間で徐々に効果が現れるため、1回きりで劇的な変化を求めると「効かない」と感じやすいです。
2. 自分の症状に合っていない
ジェネシスが向いているのは以下のような症状です:
- 毛穴の開き
- 小じわやたるみの予防
- 赤ら顔・毛細血管拡張
- 赤みのあるニキビ跡
- 肌のごわつきやくすみ
逆に、深いニキビ跡の凹凸や色素沈着、強い肝斑、シミなどにはあまり適していません。そういった症状には、別のレーザーとの併用が必要です。
症状に合っていないまま治療を受けると、「何も変わらない」と感じるのは当然のことです。
3. 回数が足りていない
ジェネシスは1回だけでも効果はありますが、実感として「肌が変わった」と思えるのは5〜10回ほど継続してからが本番です。
月1〜2回のペースで続けることで、肌の内側からじっくりと改善していきます。
特に赤ら顔や毛穴の開きなど、体質や習慣に根差す肌悩みの場合は、時間と回数をかけて変化を追うことが必要です。
4. スキンケアや生活習慣が乱れている
ジェネシスの効果を最大限に引き出すには、日常のスキンケアや生活習慣も整える必要があります。
- 保湿不足
- 紫外線対策が不十分
- 睡眠不足・栄養不足
- 過度な飲酒や喫煙
こうした要素が肌の回復力やターンオーバーを妨げてしまい、せっかくの治療効果が実感できなくなるケースは非常に多いです。
「治療すれば全部なんとかなる」ではなく、「治療を“活かす”土台があるか」が効果の出やすさを左右します。
なぜATELIER式ジェネシスが結果を出せるのか?
では、ジェネシス治療で効果をしっかり実感するためには、どうすればよいのでしょうか?
それは、照射方法やショット数が重要なのです。
① ショット数が違う:8000〜12000発照射
一般的なジェネシス照射は3000〜5000ショットほどですが、
ATELIERでは1回で8000〜12000ショット照射
肌全体を均一に、かつ細かく熱を入れることでムラなく変化が出ます。
② 照射方法を使い分けて“熱がこもるように工夫”
ATELIER式ジェネシスでは照射方法を2つ使い分けることで、熱の分布を調整しています。
- 面照射:顔全体をムラなく照射。
- 線状照射:ラインを描くように重ねて照射し、熱を集中的に蓄積。
③ 熱を「時間」で効かせる:43℃を15分キープ
線維芽細胞が活性化する温度は約43℃前後。
これを短時間で当ててしまうと、温度が不安定で効果が半減するため、
ATELIERでは照射スピードや往復回数を調整し、一定時間しっかり温める設計をとっています。
結果として、1回目から「赤みが減った」「肌がやわらかくなった」と感じる方が多く、
3〜5回で肌質そのものが変わったという実感につながります。
④最大出力でしっかりアプローチ
肌状態を見極めたうえで、最大出力でしっかりアプローチします。目的は、熱がしっかりと入り、深部まで反応させることによる赤みや毛穴への確実な改善効果。
出力が弱すぎれば効果は出ず、強すぎればリスクがあります。その中で最適な“効かせる出力”を選ぶ技術が、ジェネシスの効果を左右します。
医療レーザー=強い出力が効果的とは限りません。肌状態を見極めた上で高出力で照射致します。
ジェネシスの効果を実感するための改善策
1. 適切な期待値を持つ
ジェネシスは“劇的に変える”治療ではなく、“じわじわ底上げする”タイプです。
この違いを理解して、焦らず変化を観察することが大切です。特に以下のような変化に注目してみましょう:
- 肌の手触りが柔らかくなった
- ツヤが出た
- 化粧ノリがよくなった
- 赤みが引いた
「写真映えする大変化」ではなく、「触って分かる質感の変化」を見つけられる人ほど、ジェネシスの効果をきちんと感じ取れます。
2. 自分の症状に合っているかを確認する
施術を受ける前に、自分の肌悩みがジェネシスに適しているかを必ず医師と相談しましょう。
適していない症状には、他のレーザーやピーリング、内服との併用治療を提案されることもあります。それは「ジェネシスがダメ」というわけではなく、より効果的な方法を選ぶという判断です。
3. 回数とスパンを意識する
ジェネシスは2〜4週間に1回、5〜10回の継続が推奨されています。
「1回やって終わり」「調子が悪くなった時だけ」という受け方では、なかなか本領を発揮できません。
とくにおすすめなのは、
- 最初の3ヶ月は2週間に1回ペース
- その後は月1回ペースでメンテナンス
といったスケジュール。
肌のターンオーバー周期(4〜6週間)を踏まえると、このぐらいの頻度でリズムを整えるのが理想的です。
4. スキンケアと生活習慣の見直し
治療の効果を高めるには、肌のコンディションを整えておくことが大前提です。
- 洗顔後すぐに保湿を行う
- UVケアを年中徹底する
- 良質な睡眠・バランスの良い食事を意識する
- 過度なスクラブや刺激の強いスキンケアは避ける
こうした基本のケアができているだけで、肌の回復スピードがまるで変わってきます。
ジェネシス治療の効果は何回目から実感できる?
ジェネシスの施術中は、温かいシャワーを浴びているような感覚で、お痛みを感じる方はほとんどおりません。
4〜5mmの皮膚の深さまでしっかりと到達し、肌質改善効果を持ちますが、数ある美肌治療の中でも、施術中の痛みや施術後のダウンタイムがない点もジェネシスの魅力です。15〜20分で終了し、施術直後からお化粧してお出かけが出来ます。
ジェネシスは即効性があり、1回の施術でも、直後から3日程度でお肌のツヤやハリの向上が認められることも多く、お肌の手触りがなめらかになる事が期待できます。ジェネシスは、最短で2週間ほどの間隔で受けることが可能な治療です。2〜4週間隔で、5〜10回程度回数を重ねていくとより効果を実感しやすいです。
期間を決めて治療される場合は、まずは半年間の継続をおすすめいたします。お肌のターンオーバー ( お顔の場合:4〜8週間程度 ) を考慮すると、6ヶ月程度の継続治療が必要になることは、多くの美肌治療と共通します。
継続される場合の治療回数に制限がない点はジェネシスならではの魅力です。実際には月に1度のペースで継続される方が多いです。
ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)ではジェネシス治療を取り扱っております。 当院では毛穴やシワなど肌の状態を十分にカウンセリングした上で、ご自身に最適な治療法をご提案しますので、まずは無料カウンセリングからご相談下さい。
こちらの記事でも「ジェネシスの効果」について詳しく解説しているので、ジェネシスのダウンタイムやリスクについても知りたい方は是非ご一読ください。
ジェネシスの効果とは?何回目から効果を実感できるか?併用がおすすめの施術を美容皮膚科医が解説!
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ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)のジェネシス治療とは?
当院ではお肌の治療に関して、有効と証明されているものはほぼすべて網羅しております。
お肌にお悩みの患者様にも多数ご来院いただき高い評価を得ております。
ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)では、実績を積んだ美容皮膚科医が患者様のご状況に対して丁寧なカウンセリングを行い、治療技術を日々研究し、スタッフ全員が訓練により高い水準でジェネシス治療を行います。施術後のアフターフォローも手厚いため、患者様からご好評をいただいております。
肌治療だけでなく、日々のスキンケア、内服などトータル的にサポートさせて頂きます。
ジェネシス
ジェネシスは、肌の表面をレーザーで照射し、肌の代謝やコラーゲンの生成を促進する医療用の美容レーザー治療です。
レーザーがヘモグロビンの赤い色素に働きかけるため、赤いニキビ跡の改善が期待できます。
ジェネシスのレーザーの波長は長く、波長が長いと肌の奥の毛穴の深さまで熱エネルギーを届かせることができます。
そのため肌表面〜真皮層に作用し、ターンオーバーの促進やコラーゲン、エラスチンが生成されることで、お肌の若返りに効果が期待でき小ジワの改善、毛穴の引き締めにも効果的です。
患者様の肌状態を見て、1回の施術で15分以上、8,000〜10,000Shotの照射を行っています。
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ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)の赤ら顔治療の症例写真
脂性肌の赤みにお悩みの患者様
毛細血管による赤みに加え、脂性肌の赤みも目立っている状態でした。そのため、2つの原因に合わせてピーリングとジェネシスを組み合わせ、肌の赤みにアプローチしました。
ピーリング
- 施術内容
- 3種の薬剤から適切なピーリング剤を肌に塗りターンオーバーを促進させる治療法。
- 費用
- 5回コース 14,652円/回
- 副作用・リスク
- かゆみ、ひりつき、つっぱり感、発赤、皮むけ
ジェネシス
- 施術内容
- 肌の角質層及び表皮から真皮上層に働きかけて、コラーゲンの再生を促す治療法
- 費用
- 10回コース 11,968円or13,838円/回
- 副作用・リスク
- 赤み、ほてり、ヒリヒリ感、発赤、かゆみ
お肌の赤みにお悩みの患者様
毛細血管が拡張し赤みが目立っていました。定期的に治療を行った結果5回治療後、3ヶ月経過しても赤みが抑えられました。
ジェネシス
- 施術内容
- 肌の角質層及び表皮から真皮上層に働きかけて、コラーゲンの再生を促す治療法
- 費用
- 5回コース 14,652円/回
- 副作用・リスク
- 赤み、ほてり、ヒリヒリ感、発赤、かゆみ
まとめ:ジェネシスは“効かない”のではなく“活かしきれていない”だけかも
ジェネシス治療は、美容医療の中では比較的やさしいアプローチですが、その分「即効性」や「インパクト」は控えめです。だからこそ、継続・理解・工夫がものを言います。
「効かない」と感じる多くの人には、実は以下のような共通点があります:
- 適応外の症状に使っている
- 効果が出る前にやめてしまう
- スキンケアが雑
- “変化”の見方がズレている
逆に、こうしたポイントをクリアできれば、ジェネシスは肌のコンディションを根本から立て直す力を持った治療です。
まずは、あなた自身の肌と治療の相性を見極めることから始めましょう。必要なら、他の施術との併用やホームケアの見直しも検討してください。
ジェネシスは「効かない」レーザーではありません。
正しく使えば、着実に“肌の底力”を引き上げてくれる、頼もしい存在です。
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ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)では全国で当院にしか取り扱いのないフランスから独自に仕入れている製剤や手法を組み合わせ『今あるお肌のお悩みだけでなく、今後も悩みができにくい肌質に変えていく』事を目指しながら、軽度の症状から重症までの治療を行っております。
お肌の治療だけでなく、日々のスキンケア、内服などトータル的にサポートさせて頂きます。
無料のカウンセリングも実施しておりますので、まずはお気軽にご相談下さい。
記事の監修者

ATELIER Medical Clinic 院長