毛穴の黒ずみのケア方法は?症状別の原因と治し方を美容皮膚科が解説!
2024/05/16
毛穴の黒ずみに悩んでいる方は男性、女性問わずに多いのではないでしょうか。ケアしてもなかなか取れない毛穴の黒ずみを隠すためにメイクを重ねてしまい、さらに悪化してしまうということも少なくないと思います。
しかし、それでは悪循環、さらに毛穴の黒ずみを悪化させてしまうことになりかねません。さらに長引くマスク生活が原因となり、毛穴の黒ずみを悪化させていることもあります。
本記事では、ニキビとニキビ以外で顔にできるブツブツの種類の原因と治し方について解説します。
症状別に解説するので、顔のブツブツに悩んでいる方はぜひご一読ください。
毛穴の黒ずみとは?
毛穴の黒ずみとは、毛穴に皮脂や角質が詰まり、黒っぽく見えている状態のことです。
詰まったものが角栓になると、皮脂が排出されずに毛穴に溜まるようになり、さらに黒ずみが目立つようになります。
毛穴の黒ずみは、原因によって黒角栓タイプやメラニンタイプなどのいくつかの種類に分けられます。それぞれのタイプと原因についてみていきましょう。
毛穴の黒ずみの原因は?
毛穴の黒ずみにはいくつか種類があり、角栓の酸化、メラニン色素の沈着、産毛など毛穴が黒ずむ原因によっていくつかのタイプに分類できます。
黒角栓タイプ
よく見られるタイプで、毛穴につまった「角栓」が黒くなっている状態。
毛穴の中が黒く、触るとザラザラすることが特徴。皮脂分泌が多い人、角質が厚く肌が硬い肌質に見られます。
肌のターンオーバーの乱れや、紫外線や摩擦などの外的刺激によって毛穴周りの角質が厚くなると、過剰に分泌された皮脂が毛穴に留まり、剥がれ落ちた古い角質やメイク汚れ、ホコリと混じり合って「角栓」が形成されます。最初は白い角栓ですが、毛穴に長時間とどまることで角栓が酸化して黒くなることで、毛穴が黒ずんで見えます。
マスク着用時の肌刺激は角栓肥厚を招き毛穴つまりを悪化させます。さらに、マスク内が高温多湿なると、皮脂の分泌量が増えるため、マスク生活は角栓形成に大きな影響を与えています。
メラニンタイプ(毛穴シミタイプ)
毛穴周りの皮膚がリング状に黒ずんでいる状態。毛穴の中に汚れが詰まっていないため、角栓を取っても黒ずみが残ります。
皮脂の酸化や紫外線ダメージ、過剰なケアなど日常的な皮膚への刺激によって、毛穴周りの皮膚(毛穴ろうと部)に炎症が起こり、メラニンが過剰に作られて色素沈着することで毛穴が黒ずんで見えます。
ひらきタイプ
開いた毛穴が影によって黒く見えている状態。頬部分に多くみられ、毛穴の中に汚れは詰まっていなく、毛穴がぽっかり開いて見えるのが特徴。
過剰に分泌された皮脂により毛穴が開くことが原因。脂性肌に多くみられますが、皮膚の水分と油分のバランスが崩れ肌が乾燥することでも皮脂は過剰に分泌されることから、保湿不足による脂性乾燥肌の人にもみられます。特に男性の場合は、皮膚に厚みがあるため、毛穴の開きが目立ちやすくなります。
クレータータイプ
毛穴部分にできたニキビ跡の凹みが、穴のように黒く見えている状態。
ニキビによる炎症や、毛穴の角栓を無理に押し出そうとして、真皮を傷つけることが原因で、クレーター状の跡が残ってしまい、毛穴が黒ずんでみえています。ニキビケアの失敗といっても過言ではありません。
産毛タイプ
毛の断面によって毛穴が黒く見えている状態。ヒゲが濃い人に多く、頬や小鼻のキワなどヒゲが生える部位の周囲にみられ、毛穴の中が黒く、触るとチクチクする場合もあります。実は意外と多くみられるタイプですが、自分で見分けるのが難しい黒ずみ毛穴タイプでもあります。
毛穴とは名のごとく「毛」が生える穴です。顔に生えている産毛が原因です。
毛穴の黒ずみにNGなケア方法は?
間違ったケアをすると、黒ずみが深刻化することもあるため注意が必要です。
おすすめできない毛穴ケアを3つ紹介します。
強い力で角栓を押し出したり、ゴシゴシ洗ったりする
強い力で角栓を押し出すと、その刺激により毛穴の周囲にメラミン色素が形成されることがあります。
また、ゴシゴシとこする行為も、刺激が強く、色素形成の原因になるため注意が必要です。黒ずみが気になったときも、肌には刺激を与えないようにケアをしてください。
はがすパックやピンセットで無理やり角栓をとる
毛穴ケア専用のパックは粘着力が強く、はがすときに皮膚に強い刺激を与えます。
また、ピンセットも同様です。皮膚に強い刺激を与えるため、毛穴の中の汚れを取り除くことができても、色素沈着を引き起こすことがあり、かえって毛穴の黒ずみを深刻化させます。
ファンデーションで厚塗りする
黒ずんだ毛穴を隠すためにファンデーションで厚塗りすると、毛穴にファンデーションが入り込み、より黒ずみが深刻化することもあります。
また、毛穴が詰まると皮脂が溜まりやすくなることも、黒ずみを悪化させます。
毛穴の黒ずみの正しいセルフケア方法は?
毛穴の黒ずみは、丁寧なケアで改善できることがあります。
基本の自宅ケアについて見ていきましょう。
肌の汚れやメイク、日焼け止めなどを丁寧に落とす
皮膚に汚れやファンデーションなどがついていると、毛穴に入り込み、黒ずみの原因となります。丁寧にクレンジングをして、汚れやメイクを落としましょう。
また、日焼け止めはウォータープルーフのものも多く、洗顔だけでは落ちません。クレンジングフォームなどを使って、しっかりと落としておきましょう。
洗顔は優しく行う
洗顔の際にゴシゴシとこすると、皮膚に刺激を与え、角栓ができやすくなってしまいます。皮膚をこすらないように注意をし、優しく丁寧に洗ってください。
たとえば洗顔フォームやせっけんを使うときは、しっかりと泡立てて、泡で皮膚をマッサージするように洗っていきます。また、水で丁寧にすすぎ、泡が皮膚に残らないように落としてください。
十分に保湿する
クレンジングや洗顔により、必要な皮脂まで落としてしまうことがあります。皮膚が乾燥すると、過剰に皮脂が分泌され、毛穴の詰まりの原因となることもあるため注意しましょう。
顔を洗ったときは、時間をおかず、すぐに保湿をしてください。化粧水や乳液、クリームを準備してから洗顔すると、ケアの漏れがなくなります。
生活習慣を改善する
美肌のためにも、しっかりと睡眠をとることが必要です。清潔な寝具で快適な睡眠環境をつくり、寝室の湿度・温度も整えておきましょう。
また、運動不足で血行不良になると、ターンオーバーが乱れてしまいます。早歩きやストレッチなどの軽い運動でも良いので、生活に取り入れていきましょう。
食事も美肌をつくるための大切な要素です。皮脂の分泌を調整するビタミンB6やターンオーバーを整えるビタミンA、細胞をつくるたんぱく質を積極的に摂るように心がけましょう。
美容皮膚科の毛穴の黒ずみの治療法は?
一日でも早く、毛穴の黒ずみを改善したいのであれば、美容皮膚科の毛穴治療がおすすめ。特に、クレータータイプは手強く、ホームケアのみでの改善が難しくなります。また、黒角栓タイプやひらきタイプも放っておくことで黒ずみや毛穴の開きが定着し、改善しにくくなってしまいます。定着する前に美容皮膚科などで専門的な治療をすることが、キレイな肌を手にいれる第一歩となります。美容皮膚科で行う施術をタイプ別に紹介します。
ピーリング
当院では3種類のピーリング製剤をご用意しております。
ニキビ跡・ハリ・艶・毛穴・くすみに特化したエルメスピール
ニキビ跡・美白・シミ・くすみに特化したライトニングピール
ニキビ・ニキビ跡・毛穴に特化したアンチアクネピール
ピーリングは、薬剤を利用して、肌の表面の古い角質を取り除く美肌治療です。
肌トラブルの原因となるターンオーバーの乱れを整えることにより、美肌効果が期待できます。
肌の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーは、健やかな肌を維持するためには重要なものです。
ターンオーバーのサイクルが乱れると、肌の古い角質が残りやすくなり、ニキビ跡が治りづらいだけでなく、くすみや毛穴の詰まりなどのトラブルにつながります。
3種類のピーリング製剤の中から、お悩みに合わせてご提案させて頂きます。
ピーリング+ハイドラフェイシャル
ハイドラフェイシャルで、ピーリングだけでは除去しきれない詰まった角栓や汚れを専用の薬剤と水流の力でしっかりと吸引していきます。
そこに、肌状態に合わせたピーリング剤を使用する事で、通常よりピーリング剤が肌に浸透し、相乗効果を発揮し毛穴を綺麗にする効果が期待できる治療法です。
ピコフラクショナル
ピーリング+ハイドラフェイシャルの毛穴除去後、開いたままの毛穴を引き締める事が、毛穴を詰まらせない根本解決になります。なので、ピコフラクショナルで綺麗になった毛穴を引き締める事が重要になってきます。
ピコフラクショナルはピコレーザーで肌表面を傷つけずに、衝撃波により肌の表皮内に微小の空洞を作ります。
その空洞の刺激で肌内部ではコラーゲン増殖が活性化されエラスチンは再生、皮膚細胞が再生されお肌を入れ替えることによって、肌質の改善、毛穴の開きなどの改善が期待できます。
ジャンマリーニ デュアリティーフェイスクリーム
超微粒子化過酸化ベンゾイルをレチノールや保湿成分と配合し、しつこく繰り返す肌荒れを予防するだけでなくバリア機能をサポートして肌をすこやかに保つ高濃度のレチノールに加え高濃度の過酸化ベンゾイルを使用したニキビに特化したドクターズコスメです。
思春期〜頑固な大人の肌荒れに対応するだけでなくバリア機能をサポートして肌をすこやかに保ちます。
ダーマピールセレクション
ダーマペン+ピーリングの組み合わせ治療
当院ではダーマペン4+ヒアルロン酸など配合した高保湿美容液+肌状態に合わせたピーリング剤を組み合わせて施術していきます。
16本の極細のステンレス製の針が1秒間に約120回高速振動ダーマペン4で肌に微小な穴をお肌全体に開けていき、皮膚表面に高密度の穴があいた状態で、薬剤を塗布することで薬剤の浸透率が大幅にアップします。
美容成分が肌の奥まで届き、細胞に直接働きかけるのでニキビ、ハリ感やニキビ跡、毛穴の改善に高い効果が得られます。
ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)の毛穴の黒ずみ症例写真
鼻の黒ずみでお悩みの患者様
毛穴が詰まり、酸化している状態でした。当院オリジナルメニューのハイドラフェイスライン+ピーリングを行った事で直後から毛穴の詰まりが綺麗になりました。
- 施術名
- ハイドラフェイシャル+ピーリング
- 施術内容
- アトリエオリジナルの高濃度のピーリング剤とハイドラフェイシャルを組み合わせした治療。
水流を使いながら、ディープクレンジングを行い、角栓を吸引。汚れが取れた毛穴に濃度の濃いピーリング剤で浸透を良くし相乗効果がUPし、毛穴の詰まりから肌質改善まで行える治療法 - 施術の副作用
- かゆみ、ひりつき、つっぱり感、発赤、皮むけ
- 施術の費用
- 1回 14,800円
鼻・鼻横の毛穴の黒ずみでお悩みの患者様
皮脂が多く、鼻や鼻横に毛穴の詰まり、ざらつきも見られました。ハイドラフェイスライン+ピーリングに加えピコフラクショナルで、除去した毛穴に皮脂や汚れを詰まらせないために、ピコフラクショナルで毛穴を引き締めました。毛穴、ざらつきが改善し滑らかで綺麗な肌に。
- 施術名
- ハイドラフェイシャル+ピーリング
- 施術内容
- アトリエオリジナルの高濃度のピーリング剤とハイドラフェイシャルを組み合わせした治療。
水流を使いながら、ディープクレンジングを行い、角栓を吸引。汚れが取れた毛穴に濃度の濃いピーリング剤で浸透を良くし相乗効果がUPし、毛穴の詰まりから肌質改善まで行える治療法 - 施術の副作用
- かゆみ、ひりつき、つっぱり感、発赤、皮むけ
- 施術の費用
- 1回 14,800円
- 施術名
- ピコフラクショナル
- 施術内容
- レーザーで肌表面を傷つけずに、コラーゲン増殖の活発とエラスチン再生を促し、毛穴を引き締め肌を入れ替えるレーザー治療法。
- 施術の副作用
- 赤み・痒み・湿疹・色素沈着・白斑・熱傷
- 施術の費用
- 全顔 1回 43,780円
まとめ
本記事では、毛穴の黒ずみについて、症状別の原因と治し方を解説しました。
毛穴の黒ずみは手強く、改善に時間がかかることも多いのも事実です。セルフケアでできる改善方法もありますが、ひどくなってしまうと専門的な治療でしか改善することができなくなってしまう場合もありますので、気になり出したら早めのケア、が肝心です。
なかなか毛穴の黒ずみが改善されない方は、
「間違ったケアをしていないか?」
「自分に合ったケアはどういったものなのか?」
などを美容皮膚科の専門的な知識と技術を持った医師と相談しつつ、治療や施術を受けることを是非ご検討ください。
ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)では全国で当院にしか取り扱いのないフランスから独自に仕入れている製剤や手法を組み合わせ『今ある毛穴だけでなく、今後もできにくい肌質に変えていく』事を目指しながら、軽度の毛穴から重症の毛穴までの治療を行っております。
肌治療だけでなく、日々のスキンケア、内服などトータル的にサポートさせて頂きます。
無料のカウンセリングも実施しておりますので、まずはお気軽にご相談下さい。
WEB予約から無料カウンセリングは24時間受付中
記事の監修者
金 上浩
院長
常に患者様に寄り添いながら、最短で”治療のゴール”に繋げれる『本当に必要な治療』のみご提案させていただいております。
身体の内側からのサポートもさせて頂いております。美容も、健康も両方叶えるアトリエクリニックは、技量が高い肌のプロフェッショナルのみ在籍しております。
少しでも気になる事があれば、無料カウンセリングにてご相談ください。