ジュベルックとリジュランは何が違う?効果や成分を徹底解説!
肌育
2025.04.01

年齢とともに気になる「毛穴の開き」「ニキビ跡のクレーター」「ハリ・弾力の低下」。これら複数の肌悩みを同時にケアできるのが、スキンブースター(肌育)注射です。中でも注目度ナンバーワンの2大製剤「ジュベルック」と「リジュラン」。それぞれの成分・作用メカニズム・効果持続期間を徹底的に比較し、あなたの肌にぴったりの選び方を解説します。
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ジュベルックとリジュランは何が違う?
ジュベルック、リジュランは『成分』『作用』『持続期間』『効果』など違い沢山ありますが、簡単に言うと
ジュベルック→肌の根本治療ができ、肌のハリや弾力を向上させるだけでなく、小じわやニキビ跡、毛穴開きなど、様々な悩みを解決する効果を期待できる
リジュラン→細胞が活性化して組織修復やコラーゲン・ヒアルロン酸の産生を促し、肌の若返りを期待できる
このような効果の違いになります。そのため自身の肌状態に合わせて製剤を使い分ける必要があります。
次からジュベルックとリジュランの効果や成分について詳しく説明していきます。
ジュベルック(Juvelook)とは|成分・構造と働き

1. 主成分&作用メカニズム
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ポリ乳酸(PDLLA)
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微細な球状粒子が真皮に定着し、線維芽細胞を長期刺激 → コラーゲン・エラスチンをじっくり増生
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体内で1〜2年かけてゆっくり分解
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非架橋ヒアルロン酸
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架橋加工なしで広く拡散し、注入直後から肌の保水力アップ
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ポリ乳酸が効き始めるまでの「つなぎ」として即時的な潤いを補う
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1-2. 主な効果・持続期間
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効果:毛穴引き締め・ニキビ跡の凹凸改善・小ジワ・たるみケア・自然なボリュームアップ
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持続:約1年(※個人差あり)
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推奨プラン:月1回×3回 → メンテナンスは6〜12ヶ月ごと
1-3. こんな人におすすめ
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複数の肌悩みをまとめて根本ケアしたい
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自然なハリ・弾力を長期間キープしたい
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ボリュームの減少によるたるみをリフトアップしたい
リジュランとは|成分・構造と働き
リジュランは、サーモン由来のポリヌクレオチド(PN:Polynucleotide)を主要成分とするスキンブースターで、生体親和性が高く、炎症抑制と組織修復能力に優れることが特徴です。
紫外線や加齢などによりダメージを受けた表皮〜真皮の修復を目的に設計されており、肌そのものの「再生力」を高めることで、ハリ・弾力・小ジワ・くすみなどの総合的な肌質改善を実現します。
1. 主成分&作用メカニズム
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サーモン由来ポリヌクレオチド(PN)
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DNA類似構造で真皮の線維芽細胞を活性化 → コラーゲン・エラスチン生成促進
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抗炎症作用+細胞修復機能で紫外線や加齢ダメージをリペア
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毛細血管新生を助け、血流・酸素供給を改善
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2-2. 主な効果・持続期間
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効果:肌の再生力アップ(ハリ・キメ・ツヤ改善)、くすみ・色ムラの軽減、敏感肌でも受けやすい
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持続:約半年〜1年
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推奨プラン:2〜3週間おき×4回 → メンテナンスは3〜6ヶ月ごと
2-3. こんな人におすすめ
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乾燥・くすみが気になる
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敏感肌でマイルドなケアをしたい
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細胞レベルから肌質を底上げしたい
ジュベルックとリジュランの比較表

ジュベルックやリジュランといったスキンブースターの施術には様々な注入方法があります。
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ドクターによる手打ち注射
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専用機器による注入(水光注射・ポテンツァなど)
それぞれの方法には適した目的・部位・仕上がりの違いがあり、肌状態や希望に応じて選択することが重要です。
ドクター手打ち注射とは|細かく調整可能
ドクター手打ちとは、医師が注射器と極細針を使って、1点ずつ製剤を注入する方法です。
主な特徴:
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注入の深さや量を細かく調整可能
→ ニキビ跡・しわなど、局所的な肌悩みに高い精度でアプローチ -
デザイン性が高く、カスタマイズに優れる
→ 患者一人ひとりの骨格・肌質に合わせた注入設計が可能 -
手打ちに熟練した医師ほど仕上がりの差が出る
向いているケース:
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クレーター状のニキビ跡
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目元や口周りなど繊細な部位
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注入する深さを部位ごとに変えたい方
注意点:
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治療時間が長くなる傾向
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痛みや内出血のリスクはやや高め
水光注射とは|均一注入で肌全体を底上げ
水光注射は、専用の注入機器で皮膚に均一な深さ・量で製剤を注入する方法です。
極細の9本の針がスタンプのように作動し、同時に吸引機能が働くことで痛みを軽減しながら確実に注入できます。
主な特徴:
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全顔に均一でムラのない注入が可能
→ ハリ・ツヤ・潤いをバランスよく改善 -
創傷治癒効果あり → 自然なコラーゲン生成を後押し
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治療時間が短く、ダウンタイムも比較的少ない
向いているケース:
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顔全体の肌質改善を希望する方
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乾燥・キメの粗さ・毛穴の目立ち
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注射に対して恐怖や不安がある方(吸引で痛みを軽減)
注意点:
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注入の深さや量を部位ごとに変更するのは難しい
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効果を最大化したい部位が明確な場合は手打ちの方が適する
どちらを選べばいい?製剤と施術法の選び方ガイド
スキンブースター(肌育)治療では、
多くの方が悩まれるのが「ジュベルックとリジュラン、どちらを選ぶべき?」という点です。
さらに「手打ちと水光注射、どちらの方法が合っているのか?」という疑問もよく聞かれます。
ここでは、それぞれの選び方のポイントをわかりやすく解説します。
製剤の選び方
「肌を土台からふっくらと立て直したい方」はジュベルックを、
「ツヤ感やなめらかさ、ハリを素早く出したい方」はリジュランを選ぶと良いでしょう。
施術方法の選び方
製剤が決まっても、次に悩むのが「どうやって注入するのか」という点です。
現在、当院では主にドクター手打ち注射と水光注射の2種類の施術法を採用しています。
ドクター手打ちは、医師が注射器を用いて1点ずつ丁寧に注入していく方法です。注入量や深さを細かく調整できるため、目元の小ジワやクレーター状のニキビ跡など、細かい悩みに的確に対応できます。より仕上がりにこだわりたい方、部分的な肌トラブルが気になる方におすすめです。
一方の水光注射は、専用機器を用いて肌全体に均一な深さ・量で注入する方法です。顔全体のハリや潤いを高めたい方、肌質改善を重視したい方に向いており、ダウンタイムや痛みも比較的少ないというメリットがあります。
迷ったら、肌診断で最適なプランを
どちらの製剤・注入法も、目的や肌質によって最適な組み合わせが異なります。
当院では、医師が丁寧にカウンセリングと肌診断を行い、お一人おひとりに合った施術をご提案いたします。
「毛穴も気になるけど、小ジワも…」
「まずは負担の少ない方法から始めたい」
そんな方もご安心ください。段階的なアプローチや組み合わせ治療も可能ですので、気になることは何でもご相談ください。
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よくあるQ&A

Q:施術後すぐに効果は実感できますか?
A:製剤によって異なりますが、ジュベルックは注入後2〜3週間ほど経過してから効果を実感し始めるケースが多く、最も効果を実感しやすくなるのは3回目の施術後以降とされています。
Q:痛みはありますか?
A:注射施術であるため、痛みがあります。
ただし、施術前に表面麻酔(クリーム)を塗布することで、痛みは最小限に抑えることが可能です。痛みが苦手な方は笑気麻酔も使用できます。
Q:ダウンタイムはどのくらいですか?
A:一般的には、施術当日〜翌日にかけて軽度の赤みや腫れ、針跡が点状に残ることがあります。内出血が出た場合は、数日〜1週間程度で自然に消退します。
副作用・リスクと注意点
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注射部位の赤み・腫れ
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軽度の痛みやヒリつき
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内出血(数日〜1週間程度)
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一時的な乾燥感やかさつき
これらは施術後に起こり得る一時的な反応であり、通常は数日以内に自然軽快します。
まとめ
肌悩みに合わせて、最適なスキンブースターを選びましょう
「ジュベルック」と「リジュラン」は、どちらも肌の内側に働きかけて自然な若返りを目指す注入治療です。
それぞれの特徴は以下の通りです。
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ジュベルック:ポリ乳酸によりコラーゲン生成を長期間促進。毛穴・ニキビ跡・ハリ不足に効果的。持続期間は約1〜2年と長め。
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リジュラン:サーモン由来のポリヌクレオチドが細胞再生をサポート。小ジワや肌質改善、即効性を重視したい方におすすめ。
さらに、注入方法としては「ドクター手打ち」と「水光注射」があり、それぞれの肌悩みや希望する仕上がりによって選択が可能です。
迷った場合は、肌診断とカウンセリングで最適な製剤・施術法を一緒に決めていくのがおすすめです。
自分の肌と向き合い、最も効果的なアプローチで、美しく健やかな肌を手に入れましょう。
当院ではジュベルックとリジュランの後発品『リズネ』を取り扱っています
ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)では、実績を積んだ美容皮膚科医が患者様のニキビ跡の状態を丁寧にカウンセリングし、最適な治療を進めていきます。施術後の手厚いアフターフォローも、患者様からご好評をいただいている当院の強みです。
お肌の治療だけでなく、日々のスキンケア、内服などトータル的にサポートさせていただきます。無料のカウンセリングも実施しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
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記事の監修者

ATELIER Medical Clinic 院長