ハイフは将来たるんで老けるって本当?デメリット、やめた方がいい人の特徴を美容皮膚科医が解説!
シワ・たるみ・ほうれい線
2025.02.01

ハイフ(HIFU)は、顔のリフトアップやしわの改善など、さまざまな効果が期待できる美容施術です。メスを使わないため、安心して受けられる治療として人気を集めています。
しかし、インターネットやSNSでは、
「ハイフは将来たるんで老ける」
「ハイフは効果がないからやめた方がいい」
というようなネガティブな意見も目にします。
本記事では、これらのネガティブな意見の真偽をはじめ、ハイフの効果や実際にハイフを打ち続けた際の将来的なデメリットについて、紹介します。また、ハイフの治療をやめた方がいい人や治療で後悔しないポイントについて、美容皮膚科医が詳しく解説します。
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ハイフ(HIFU)とは

「ハイフという言葉はよく聞くけど、具体的にはどんな治療なの?」と、疑問に思っている方も多いかもしれません。
ハイフ(HIFU)とは英語で「High Intensity Focused Ultrasound」を略した用語で、日本語では「高密度焦点式超音波治療法」と呼ばれています。具体的には肌に高密度の超音波を照射する方法です。
肌に照射された超音波による熱エネルギーで、皮膚内部の組織に刺激を与えることができます。皮膚内部は表皮・真皮・皮下組織・SMAS筋膜・表情筋など構造が分かれており、どこに働きかけるかで得られる効果もさまざまです。
例えば超音波を真皮層に照射すると、熱エネルギーによるダメージで肌ではコラーゲンやエラスチンの生成が促されます。その結果、肌のハリやたるみ、弾力アップなどの効果が期待できるのです。
また、真皮よりも深い層にあるSMAS筋膜への照射では、SMAS筋膜が引き締まります。つまり、皮膚のたるみに土台から働きかけるため、リフトアップ効果が期待できます。以上のように働きかける場所により、期待できる効果が異なるのが特徴です。
ハイフを打ち続けると将来どうなる?

ハイフは、ダウンタイムも少なく、手軽にしわの改善やリフトアップ効果が期待できる治療として人気です。
では、インターネットやSNS上で見かける、「ハイフを打ち続けると将来老ける」という情報は本当なのでしょうか。ハイフを打ち続けることで起こることの真偽について解説していきます。
①老けた印象になる可能性がある
結論、ハイフの治療を続けることで、老けた印象になることはありえます。また、たるみが改善されず、以前より悪化するリスクもあります。
たるみが悪化したり、老けた印象になったりするのは、患者様の肌の状態や施術の受け方に要因があるケースが多いです。
例えば、もともと顔の脂肪が少ない方がハイフを受けると、脂肪細胞が必要以上に減少してしまい、術後に顔がこけてしまって、老けた印象の顔つきになることがあります。
また「早く効果を感じたいから」といって高頻度でハイフに通う方も、脂肪が減り過ぎることで皮膚が余ってしまい、たるみが進行しやすい傾向にあります。
たるみの悪化を防ぐためには、信頼できる医師と入念なカウンセリングをおこなうことが重要です。カウンセリング時には施術を受ける箇所だけでなく、術後の顔全体の仕上がりにも考慮して、医師と細かなすり合わせをするよう心がけましょう。
②顔にたるみが出る科学的根拠はない
ハイフを打ち続けると顔にたるみが出るという科学的根拠はありません。
適切な頻度で治療を受けたり、個人の肌に合わせて適切な照射方法を用いていたりすれば、たるみが出ることはないでしょう。ただし、頻繁に打ち続けたり、脂肪が少ないのに強い出力で打ってしまったりすると、たるみや老けて見える原因ができる場合があります。
③発がんリスクも現在報告されていない
ハイフが使われてきた歴史の中で、発がんリスクがあるということも現在は報告されていません。元来、ハイフはアメリカにて脳腫瘍の治療として臨床応用されたのが始まりとされており、それ以来日本だけでなく、多くの人がハイフの治療を受けてきました。
発がんのリスクはないとされていますが、医師との相談の元、適切な治療を進めていく必要があります。
ハイフの3つのデメリット

ハイフの治療は、適切なアプローチで進めていれば、打ち続けたとしても、将来的なデメリットは少ないと言えるでしょう。
では、実際に治療を受ける上で知っておいた方がいいデメリットはあるのでしょうか。ここでは、ハイフの治療における3つのデメリットについて解説します。
1. 施術中に大きな痛みを感じる場合がある
ハイフは、施術中に痛みが生じやすい治療です。痛みには「熱さによる皮膚の奥に感じる痛み」と「骨に響くような痛み」の2つのパターンがあります。
「熱さによる痛み」は、皮膚の内側の組織に与えられる熱エネルギーによって発生します。針で刺したようなチクチクとした痛みであることが多いでしょう。
「骨に響くような痛み」は、深度の深いカートリッジを使用してSMAS筋膜に照射する場合に感じやすいです。SMAS筋膜に照射した超音波が、骨髄付近の感覚神経を刺激することで、ズキンとした痛みが生じます。
これら2つの痛みは、基本的には我慢できるレベルであることがほとんどなのですが、ハイフの出力が強すぎたり、照射する深度や角度を間違えたりすると、強い痛みになることもあります。
強すぎる痛みは、やけどや水ぶくれを引き起こす原因にもなります。もし施術中に我慢できないほどの痛みを感じた場合は、早急に医師に伝えて出力などを調整してもらいましょう。
2. 赤みや腫れが発生する
医療用ハイフのダウンタイムの症状として、最も一般的に多い症状が、肌の赤みや腫れです。施術時の熱エネルギーが皮膚の下に伝わることで、一時的な赤みや腫れを引き起こします。
赤みや腫れの症状の期間としては、数時間から数日で治るのが一般的です。肌の赤みは、普段から日焼けをしやすい肌など、肌質によっては長引く場合もありますが、メイク等で隠せる程度であることがほとんどです。
3.火傷や神経障害を引き起こすことがある
医療用ハイフはダウンタイムも短く、ダウンタイム中の症状も軽い治療ですが、ごく稀に火傷や、一時的な神経障害が起こるリスクもあります。施術の際、骨に近い部分に熱エネルギーが加わると、火傷や水ぶくれを引き起こすことがあります。
こうした大きな症状が出ることは、適切なカウンセリングと診断、正しい照射出力での施術を進めていればほとんど起こりません。医師の説明と注意点を正しく理解し、不安な点があれば事前に解消しておきましょう。
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当クリニックの医療用ハイフは、これまで多くの経験と実績のある専門医がカウンセリングから施術、アフターフォローまで、患者様の状態に合わせて丁寧に進めます。
施術後はしわの改善やリフトアップ効果を期待できるだけでなく、ダウンタイム含め、安心安全に治療を進めることが可能です。
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ハイフをやめた方がいい人の特徴

ハイフは、デメリットも少なく、適切な施術を進めれば高い美容効果が期待できる治療です。しかし、下記に当てはまる方は、リスクや副作用が大きいため、治療をおすすめできません。
・10~20代の人
・顔の脂肪がもともと少ない人
・重度なたるみがある人
・過度な日焼けをしている人
・皮膚に炎症が起きている人
・定期的に施術を受けられない人
それぞれ解説していきます。
10~20代の人
ハイフの治療をやめた方がいい人の特徴の1つ目は、10~20代の人です。
特に10代〜20代前半の方はまだ老化が始まっておらず、顔にたるみやしわがほとんどありません。肌質についても、水分と油分のバランスが良い方が多いです。
ハイフはたるみやしわなどを改善する施術であるため、若い方が施術を受けてもそもそも改善するものがなく、効果を実感しにくいでしょう。
顔の脂肪がもともと少ない人
ハイフの治療をやめた方がいい人の特徴の2つ目は、顔の脂肪がもともと少ない人です。
元々脂肪が少ない方やフェイスラインがシャープな方がハイフの施術を受けると、逆に痩せこけて老けて見えてしまうことがあります。
重度なたるみがある人
ハイフの治療をやめた方がいい人の特徴の3つ目は、顔にもともと重度なたるみがある人です。
たるみの度合いが強すぎると、ハイフの施術だけでは十分な効果を得にくい場合が多いです。どうしてもハイフのみで効果を得たい場合は、根気強く何度も施術を受け続けていく必要があります。
たるみが進行している方が効率良くリフトアップするには、ハイフではなくヒアルロン酸注射などの他の施術を検討するのがおすすめです。医師と相談し、それぞれのメリットやデメリット、施術を受ける方との相性などを理解した上で、施術内容を決めるようにしましょう。
過度な日焼けをしている人
ハイフの治療をやめた方がいい人の特徴の4つ目は、顔に過度な日焼けをしている人です。
日焼けをしている皮膚は乾燥しており、負荷がかかっている状態です。そこへハイフの熱エネルギーが加わると、さらに皮膚がダメージを受けてしまい、炎症や色素沈着を招く恐れがあり、ダウンタイムが長引いたり、症状が重症化する恐れがあります。ハイフを検討している方は、まずは日焼けを治してから施術を受けるようにしましょう。
皮膚に炎症が起きている人
ハイフの治療をやめた方がいい人の特徴の5つ目は、顔の皮膚に炎症が起きている人です。
アトピーやヘルペス、ケロイドなど皮膚に炎症がある方も、熱エネルギーによって炎症が悪化する可能性があるため、ハイフの施術はやめておくべきです。最悪の場合、色素沈着を起こして炎症の跡が残ってしまう恐れもあります。
必ず炎症を完治させてから、施術を受けるようにしてください。炎症が治っている場合でも、そのまま施術を受けて問題ないか、念のため医師に確認を取るようにしましょう。
定期的に施術を受けられない人
ハイフの治療をやめた方がいい人の特徴の6つ目は、定期的に施術を受けられない人です。
個人差はあるものの、ハイフの効果は6カ月〜1年ほど持続する場合が多いです。効果の持続期間が過ぎると、再びたるみやしわが徐々に現れてくるため、常に引き締まったハリのある肌をキープしたい場合は、定期的にハイフの施術を受ける必要があります。
前回のハイフの施術から3カ月以上経過し、「少したるみやしわが出てきたな」と感じ始めた頃が次の施術を受けるタイミングです。そのまま放置していると、再び「老け顔」に戻ってしまうでしょう。そのためハイフは、数カ月おきに通院して施術を受けられない方には不向きであると言えます。
ハイフで後悔しないためのポイント

ハイフをやめた方がいい人の特徴に当てはまらなかった人でも、ハイフの治療は、治療の前後で適切なアプローチで進めていく必要があります。
ここでは、ハイフの治療で後悔しないためのポイントを3つ解説します。
ポイント①医療機関で施術を受ける
ハイフの治療で後悔しないポイント1つ目は、医療機関で施術を受けることです。ハイフには医療ハイフの他にも、エステハイフやセルフハイフがあります。
医療ハイフは医療機関で施術を受けるハイフ、エステハイフはエステサロンで施術を受けるハイフ、セルフハイフは自分自身で照射をするハイフですが、本来ハイフは医療行為であり、医療資格を持つ人しか施術を行うことができません。
そのためエステハイフやセルフハイフでは、正式なハイフ機器を使用することができず、厳密にはハイフではない超音波機器を使用して施術を行っています。正式なハイフ機器よりも出力が弱く、照射深度も浅いため、期待できる効果は限定的で、効果の持続期間も短いです。
また皮膚の構造を熟知している看護師が、施術を受ける方の状態に応じた適切な照射を行うことができ、より高い効果を得られるでしょう。誤った施術による事故が起こるリスクも少ないはずです。
より安全で効果の高い施術を受けたいのであれば、正しい医療知識と専門技術を持った医師が在籍するクリニックを選びましょう。万が一、重篤な副作用が起きた場合でも、クリニックで施術を行っていれば、すぐに医師の診察を受けて、適切な処置を行ってもらえます。
ポイント②事前のカウンセリングで不安点を無くす
ハイフの治療で後悔しないポイント2つ目は、事前のカウンセリングで不安な点を無くすことです。
施術を受ける上で疑問に思う点があれば、事前のカウンセリングで必ず医師に確認して解決しましょう。ハイフの施術において、事前に確認しておきたい内容を以下にピックアップしました。
・施術によって得られる効果と持続期間
・具体的な仕上がりのイメージ
・使用するハイフの機種や特徴
・施術時の痛みの度合い
・麻酔や鎮痛剤の使用可否
・副作用やダウンタイム
・施術後の注意点やケア方法
・通院する頻度や間隔
・緊急時の対応や連絡先
上記以外にも気になることがあれば、遠慮せずに質問しましょう。しっかりと質問に答えてくれる、信頼できる医師やクリニックの元で施術を受けることが大切です。
ポイント③信頼できる実績豊富な美容クリニックを選ぶ
ハイフの治療で後悔しないポイント3つ目は、信頼できる実績豊富な美容クリニックを選ぶことです。
ハイフの治療は少なからずリスクを伴うものです。人によって皮膚や脂肪の厚みなどが異なるため、一人一人の皮膚の状態を踏まえた上で適切な施術プランを提案してくれる医師や看護師が在籍するクリニックを選ぶようにしましょう。ハイフの実績が豊富であればあるほど、柔軟な提案や対応をしてくれる可能性が高くなります。
まずは施術を検討しているクリニックの公式サイトやSNSなどで、ハイフの症例数やどのような症例に対応したことがあるのかといった実績を確認するのがおすすめです。
ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)の医療ハイフ治療
ハイフ
肌の奥からたるみを改善させ、肌表面も引き締め、たるみ毛穴を改善させます。
ハイフとは、ターゲット1点に集中させた超音波の63℃程度の熱エネルギーを照射し、表皮や真皮そしてSMAS筋膜にまで熱のエネルギーを与えお肌のたるみを引き締める治療です。たるみを解消する為には、肌の奥深く、SMAS層にアプローチすることが必要です。
今までは「切る」手術が必要でしたが、HIFUはこれまで届かなかったSMAS層へ切らずに働きかけることができます。
当院では患者様の骨格、脂肪、肌状態を踏まえてカスタマイズで解剖生理に基づいて照射しております。
リニアハイフ
人間の脂肪細胞の脂肪は60度前後で溶け始めます。
60度前後の熱を出せる【リニアハイフ】の機械は二重アゴや頬ホホあたり脂肪が気になる部分に効率よくアプローチするために設計された脂肪溶解の機械で、脂肪細胞自体の数を減らす治療になるため、リバウンドがしにくく、半永久的な効果が期待できます。
当院では効果を実感して頂くために【ショット数無制限】で照射していきます。 患者様によって脂肪の付き方や骨格が異なるため、患者様に合わせてカスタムに照射していきます。痛みも少なくダウンタイムもほとんどない治療です。
ベビーハイフ
ベビーハイフとは痛くないハイフで、2種類のハンドピースを使用していきます。
1つは超音波を1点ずつ(スポット)照射できる機能(HIFU・高密度焦点式超音波)と、もう一つはフェイシャルEMS・美容成分の導入作用・LED照射を有する機械です。この二つの併用によるリフトアップ&タイトニングができる美容治療機器です。
ベレーザプロはハンドピースを常時動かしながら照射する「ムービングハイフ」で、照射スポットを分散させることで高出力ながら痛みを減らすことが可能となっています。
ベレーザプロのハンドピースでは、独自技術により約3,000ショットものドット式超音波を高出力で連続照射しています。
当院では全顔〜顎下までしっかり照射していきます。
ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)のハイフ治療の症例写真
ハイフ治療の症例写真
50代の女性の症例です。お顔全体のたるみをハイフで引き締め、引き上げる事で、ほうれい線など改善しました。
ハイフ(ウルトラセルQ+)
- 施術内容
- 超音波を発生させる機械を「皮下組織」や「SMAS筋膜」といった肌内部の組織に照射、熱作用によって照射部位を引き締める治療法
- 費用
- 全顔99,000/回
- 副作用・リスク
- 照射後の赤み、腫れ、疼痛、一時的な感覚変化(一過性まひ等)、軽い内出血
リニアハイフ治療の症例写真
定期的にリニアを照射し脂肪を溶解、排出したことで6回の治療でかなりフェイスラインがすっきりし小顔に。リニアは3回以上の照射が効果的です。
リニア
- 施術内容
- 機械で脂肪層に60度前後の熱を加え脂肪細胞を破壊し、破壊された脂肪は代謝物として体外に排出し 脂肪自体の数を減らす治療法です
- 費用
- 全顔 + 顎下33,000円/回
- 副作用・リスク
- 発赤・熱感・痒み・痛み・乾燥など
まとめ
本記事では、ハイフの効果やハイフを打ち続けた際の将来的なデメリットに加え、ハイフの治療をやめた方がいい人や、治療で後悔しないためのポイントについてまとめました。ハイフは、医療機関で適切な治療を進めていれば、将来的なデメリットも少なく、若く美しい肌を安心安全に手に入れることができます。
ATELIER Medical Clinic(アトリエメディカルクリニック)では、実績を積んだ美容皮膚科医が患者様の状態を丁寧にカウンセリングし、できるだけダウンタイムの少ない安心安全な治療を行います。施術後の手厚いアフターフォローも、患者様からご好評をいただいている当院の強みです。
お肌の治療だけでなく、日々のスキンケア、内服などトータル的にサポートさせていただきます。無料のカウンセリングも実施しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
無料カウンセリングは24時間受付中
記事の監修者

ATELIER Medical Clinic 院長